古賀志山(583m)

2013年4月11日木曜日

栃木県

2013年4月9日(火)      天気 晴れ



宇都宮の郊外にある岩峰『古賀志山』へ行ってきました。

宇都宮駅から荒針・鹿沼営業所行きの関東バスに乗車。森林公園入口バス停で下車。
そこから森林公園までは約1時間ほどの歩きとなります。
舗装路の歩きですが、緑も多く、終わりの桜が気分を和ませてくれます。
主要な街道ではないですが、車は割と多く通りました。
駐車場についてびっくり。
通り過ぎていった車はここを目指していたんですね。
平日にもかかわらず車がいっぱい。
それも皆さん登山される方がほとんどのようです。
ほとんど地元の方ばかりで、何度も登られている方も多いみたいです。
おらが町の山ですね。

ちょっと山頂での混雑を危惧しながらも身支度してスタート。
まずは駐車場の先からダムの横を通り、観光釣堀を目指します。
途中、終わりの桜にしてはあまりに綺麗だったので、しばしお花見になりました。
観光釣堀の奥の北登山口から沢沿いに進んでいきます。

途中で水場がありました。
割としっかりとした形のある水の印象が・・・、同行者は甘いと言っていました。

少し開けたベンチのある場所まで来たら本格的な登りに入ります。

富士見峠の直下のあたりでカタクリの花が咲いていました。
場所によっては群落もあり、まったく予想もしていなかったので驚きでした。
ちょっとしたサプライズプレゼントです。
カタクリの群生地を過ぎれば富士見峠はすぐです。
富士見峠から左に進んでいきます。二つ道が有って自分らは登る方を選びましたが
たいした展望は無く、すぐ合流しましたので平坦な方の道が良いと思います。
ちょっと急な登りを過ぎれば、尾根上の古賀志山山頂と見晴台の分岐に出ます。
さして時間もかかりませんから、見晴台まで往復を。
見晴台からの眺めです。西側は木立とアカヤシオの花の間から日光連山が望めました。
先ほどの分岐まで戻り、ほんの少し登ればもう古賀志山山頂です。
少し広めの山頂は無線塔と木立に囲まれていますが、
南側は開けており、ベンチも多くありますので昼休憩には最適です。
開けた南側の眺めです。広々とした関東平野が眺められます。

お昼はお預けにして御嶽山(550m)を目指します。
赤い鳥居を過ぎて、梯子や鎖場のある岩場を登れば御嶽山山頂です。

石祠のある山頂からの眺めはすばらしいものでした。
日光、那須の山々を中心に大きく展望が広がります。


まだ雪の残る日光連山を正面に眺めながら昼食を取りました。
今日のお昼は宇都宮駅で人気NO2の山菜弁当です。(笑
山頂はお昼を取る人でいっぱいでしたが、地元の方が多いせいか、次々とあがってこられる
方の事を考えて食事が済むとちゃっちゃと場所を譲っており好感が持てました。

多くの登山者が居ましたが、ほとんどの方はここから駐車場まで戻るようです。
自分達は西側に連なる岩稜を超えて、パラグライダーの離陸地のある赤岩山を目指しました。
稜線の左右に広がる景色とアカヤシオを桃色の花を眺めながら、緊張しつつも足を進めます。
途中、少々手こずった岩場の下りです。
あと最初に出てくる登りの岩場もちょっと緊張しました。
どちらも足がかり、手がかりはありますし、鎖やロープも張られていますので
慎重に進めば問題ないと思います。
ちょっと凄そうに見えますけど 登り下りの2箇所以外は割と難なく進めます。
かなりの登り下りを繰り返したのでしょうが、気が張っていた為か疲れることも無く
赤岩山山頂につきました。
山頂自体は木立に囲まれ展望はあまりありません。

山頂周辺はパラグライダーの施設関係の破棄されたものが多く、お世辞にも綺麗とは
いえませんでした。
パラグライダー用の開けたところから見た御嶽山です。
山頂からは植林された急坂を下って行きます。
パラグライダー用の荷揚げモノレールのレールがありますのでそれに沿って降りて行き
やがてレールを左手にやりながらジグザグに下って行きました。

赤テープの目印に注意しながら降りていったつもりだったのですが、
どうやら途中から(最初から?)間違っていたようで、
ガイドブックによると風雷神社の鳥居に出るはずだったのですが、
結局はモノレールの停場の横に出ました。
鳥居よりは少し左にずれてしまったようです。

正直、かなりわかりづらいので、心配でしたらレールに沿って降りてきてもよいと思います。
目の前はアカイワパラグライダースクールの草地のゲレンデです。
横の道を下って広い道路に出ます。
下山後は1時間ほど歩いてお風呂に向かいます。
途中で見た古賀志山から赤岩山までの全景。右から左へ縦走したことになります。
山の上の点々はパラグライダーです。
お風呂へ向かう道すがら多くの花々を見かけました。単調な道路歩きが楽しいものになりました。
今回は稜線上含めて春の花に恵まれたと思います。
ちょっと距離はありましたが、のんびり歩いてこちらでお風呂をいただきました。
出てすぐのバス停から宇都宮までもどりました。

バスは往きも帰りも同じ系統で、宇都宮駅からJR鹿沼駅を通って東武新鹿沼駅(鳥居跡町バス停)
まで行きますから。
どの駅を利用しても良いと思います。

御嶽山から赤岩山まで行くか行かないかでこの山の印象はかなり変わると思います。
御嶽山までですと割とほのぼのとした感じの印象ですが
そこから赤岩山までは登山者にあまり会うこともない静かなコースで
岩稜をこなすことによって充足感というか満足度の高い山登りになります。
山慣れした方には問題ないコースですので是非お勧めします。

ただ岩場の苦手な方や初心者の方は安易に進まない方が良いと思います。

舗装道路の歩きがちょっと長いですが、久しぶりに楽しい山でした。



コースタイム
森林公園入口バス停 9:20 → 駐車場 10:10 → 富士見峠 11:14 →
見晴台 11:30 → 古賀志山 11:37 → 御嶽山 11:55~12:25 →
赤岩山 13:25 → パラグライダースクール 13:55 → 鹿沼温泉ゆらり 14:50






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