笹尾根(最高点 槇寄山1188m)

2015年6月2日火曜日

東京都

2015年5月28日(木)      天気 曇りのち晴れ


台風が来たり、雨の予報だったりで順延になっていた奥多摩の笹尾根へ行ってきました。


始発の電車に乗って武蔵五日市駅まで、
そこから朝一番の数馬行きのバスに乗って約1時間、仲の平バス停で下車します。
バス停から少し先に進むと左側に登山道へ向かう道が降りています。
道なりに民家を見ながら傾斜のきつい道路を進んでいけば、
道路の終点、民家の横から裏手に沿って行く登山道が有ります。

ウツギの花がお出迎えです。
奥多摩方面は高低差が有るため、きつい登りが多いのですが割と穏やかで歩きやすい道です。
登り途中から左手に見えた山、特徴的なので大岳山でしょうか?
まださほど濃くなっていない葉の緑がとても目に優しく、足元は去年の落ち葉でふかふかの
クッションでした。

西原峠です。
ここからいったん三頭山方面に進み、今回の最高点、槇寄山を目指します。
峠からはすぐに山頂です。木々に覆われていますが、南西方面は開かれており眺望がききます。
すでにもやっとしてしまって遠望は無理でしたが、状況次第では富士山が見えるそうです。
しばし休憩の後、西原峠へ戻り、笹尾根へ足を進めました。
ちらほらとヤマツツジが咲いていました。
昔は特に感じ無かったのですが、最近はこうしたちょっとした物がうれしいです。

傾斜の緩やかな尾根道をただただゆっくりと歩いてゆきます。
途中の田和峠・・・・・だったと思います(汗


数馬峠です。前面は大きく開けて目の前の権現山から大きく展望が広がります。
開放的な展望はここが最後になりました。

丸山手前の笛吹峠です。 ここ含めて尾根上には五日市側、上野原側へ降りる
ルートが多々あります。
登山道としては緑も目に美しく穏やかな道なので良いのですが
丸山にかけての登りあたりから
あまりにも変化に乏しい光景に正直少し飽きてきてしまいました。(笑

土俵岳山頂です。標高は1005.2m。
木々に囲まれ見通しの効かない静かな山頂。

土俵岳からは割とすぐに日原峠に着きます。
可愛らしいお地蔵様がちょこんと鎮座していました。
特にベンチが有るわけではないのですが、浅間峠へのもう一山越えの為に
ここで昼食を取りました。

変わり映えのしない風景に疲れを覚えつつ、最後の一山を超えれば浅間峠です。
こちらも木々に囲まれ展望は有りませんでしたが、割と広く東屋も有り休憩にはもってこいの
場所です。ここから上川乗のバス停に向けて下山しました。

最後はまたウツギの花(?)がお見送りしてくれました。
今回はこういった花々が気分転換になりました。

結構きつい傾斜の下りを想像していたのですが、まあそれほどでもなく割と歩きやすい下りでした。
道路にでたら、そのまま上川乗の集落の方へしばらく進めばバス停が見えてきます。
ここからバスに乗り、今回は途中の十里木というところでお風呂に入るため途中下車しました。
バス停からちょっと戻ったところに有る橋の先に『瀬音の湯』という温泉施設があります。
バス停からはゆっくり散策路を歩いて8分ほど、つるつるの天然アルカリ単純泉で
とても気持ちの良い温泉でした。
湯上りバス停に戻る途中の柔らかな日差しと涼しい風がとても心地良かったです。


奥多摩方面に良くあるきつい登り下りの連続があまり無く、
また尾根上の道は多少登ったり下ったりを繰り返しますが、概して歩き易く気持ちの良い道です。

しかしながら葉の茂る季節は開かれた場所以外は全く展望が効かない上に単調な歩きに
なってしまうので、正直飽きて疲れます。
葉が落ちて木々の間から展望の効く晩秋から芽吹きの時期が最適かと思います。

今回の山行の感想は時間の割にはとにかく良く歩いた気がしますです。(笑


コースタイム
仲の平バス停8:18 → 槇寄山山頂9:45 → 田和峠10:30 → 笛吹峠11:05 →
土俵岳12:10 → 日原峠12:26~12:50 → 浅間峠13:30 → 上川乗バス停14:30