2012年10月16日(火) 天気 晴れ
紅葉には若干早いのですが、山梨県の乾徳山に行ってきました。
ピラミッド型の岩峰で山頂からは360度の展望が得られます。
今までに2回ほど登った事はありますが、車でしたので
電車、バスの利用では今回が初めてになります。
乾徳山行きのバスは冬季を除き、土日祝日は運行されていますが、
自分が休みの平日は10月から11月後半にかけての限定になります。
行かれる方は甲州市のHPにバスの時刻表が乗っていますから確認してください。
登って降りて約6時間ちょっとのコースです。
最終バスは16:08なので逆算して塩山駅8:30発のバスに合わせて
立川6:46発の各駅停車で塩山駅をめざしました。
残念ながら特急では間に合わないです。(現地で確認したのですが、山梨市の市営バスも出ており、こちらですと最終16:51発 山梨市駅行きがあるようです。 ご参考までに)
登山口バス停を出たら、道なりにどんどん進んで行きます。
登山口までの周辺は、まだまだ緑濃く、紅葉にはほど遠い感じですが、
感じる風はやはり秋の風です。
案内板にしたがって林道を進んでいくとやがて右に取りつく登山口が現れます。
ここから杉林の中の登山道になります。
何度か林道を横切りながらキツイ傾斜をひたすら登って行くと
不意に樹木が切れた広場に出ます。『錦晶水』です。
緩く、幅広く水が流れ出しています。 明るく気持ちの良い場所です。
休憩には最適でしょう。
『錦晶水』からは穏やかな樹林の中の道を進んで行きます。
ほどなく開けて気持ちの良い草原に出ます。『国師ヶ原』です。
正面にこれから登る山頂が見えてきます。
頂上周辺は紅葉した木々も見られます。ここからまず山頂右手の草原『扇平』へ向かい
そこから山頂をめざします。
山頂へ向かう分岐です。中央の扇平方面を目指します。
扇平周辺はすすきの原になっていました。黄金色の草原です。
南側には雲海に浮かぶ富士山が見て取れます。
登りきったところに大きな兎岩があり、ここで左に進みます。
右は下山路につかう道満尾根方面になります。
扇平周辺からは鮮やかな色に紅葉した木々も見られます。
山頂までは岩場が多く、鎖場もありますので注意して進みましょう。
シーズンの休日などは渋滞しそうですね。
途中の鎖場です。 手がかり、足がかりが割とありますので、
ゆっくり進めばさほど問題ありません。
この鎖場を登りきったら、大きな平たい岩の後ろ側に降りる梯子があります。ちょっと見つけにくい
かもしれません。間違って更に岩場を登らないようにしてくださいね。(笑
山頂直下に20mほどの最後の鎖場があります。
渋滞時や鎖場が苦手な方は迂回路がありますのでそちらをどうぞ。
ごつごつした岩場の山頂に到着です。 秋晴れの中、360度の大展望です。
南には雲海に浮かぶ富士山。
遠く南アルプスの山々。
特徴的な金峰山をはじめとする奥秩父の山々。
その他にも大菩薩嶺など名だたる山々を眺める事ができました。
狭い山頂ですし、次から次へとあがってくる人もいますので、一通り展望を楽しんだら
とりあえず扇平まで下山することに。
扇平に戻り、16:00台のバスに余裕を持って間に合うよう、
あまりのんびりとは出来ませんでしたが、
食事をとって兎岩から道満尾根へ向かうコースを取りました。
下山途中の扇平周辺です。
往きはそれなりに居た登山者の姿も無くなり、黄金色に輝くススキの穂が風になびいて
それはすごく綺麗なんですけどなんというか秋の寂しさを感じさせる風景でした。
道満尾根は途中までは緩やかな歩きやすい下り道なのですが、
途中からは急なくだりが延々と続き、結構足にきました。(笑
登山道にはいっぱい毬栗が落ちていましたよ。
バス便を考えて、結構ハイペースで下山したので、1本前の15時台のバスに十分間に合う事が
できました。
こんな事ならもうちょっと山頂周辺でのんびりしたらよかったかもです。
山梨市の市営バスもあるみたいなので、行かれる方は自分の歩行時間も考えて
十分下調べして行ってくださいね。
帰りのバスで中澤というバス停で途中下車して
で汗をながしました。(現在¥400 毎週水、木は定休日)
つるつる、ぬるぬるの温泉でとても気持ちよかったです。お勧めします。
ここから塩山駅までは歩いて10分ちょっとです。
360度の展望はもちろんなのですが、扇平の黄金色の原がなんとも秋の寂しさを感じさせて
心に残った山行でした。
コースタイム
乾徳山登山口バス停 9:05 → 乾徳山登山口 9:35 → 錦晶水 10:43 →
国師ヶ原 10:50 → 扇平 11:25 → 山頂 12:05~12:15 → 扇平 13:05 →
道満山 14:15 → 乾徳山登山口バス停 14:55
15:08のバスで帰路へ。
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