草津 芳ヶ平(1832m)

2013年7月19日金曜日

群馬県

2013年7月16日(火)    天気 晴れ



今回は山登りというか山下りと言った方が良いかもしれません。(笑
夏の高原を楽しみに草津白根山の芳ヶ平へ行ってきました。
草津温泉のHPに乗っている芳ヶ平自然遊歩道コースです。

新幹線を利用して、高崎駅、朝7時台の吾妻線で長野原・草津口駅をめざしました。
駅からバスで草津温泉まで行きそこから白根火山行きに乗り換えます。

草津温泉バスターミナル。軽井沢方面や高速バスなど多くのバス便が発着しています。
万座・鹿沢口駅から白根火山まで乗り換えなしで行けるバスも出ています。
到着はどちらもさほど変わりませんでした。

バスの車内から早くも雄大な景観が望めました。

草津温泉から30分ほどで白根火山に到着です。
バス停の辺りは観光客でいっぱいでした。
当初、湯釜まで往復してから向かおうと思っていたのですが、かなりの人が
道に列を成していたので、喧騒を離れそそくさと芳ヶ平方面へ向かいました。

湯釜方面とまったく異なり歩く人はほとんどいませんでした。
左手の荒々しい白根山と前方から右手に広がる緑、そして青空と
もう歩き始めからすばらしい景色が眼前に広がります。

ヤマヤナギでしょうか?
時折火山ガスの臭いがきついところもありました。
ガスなどで立ち枯れした木々が多く目立つところもあり、厳しい環境を実感させます。

前方に遠望できる榛名、赤城の上毛の山々と左手後方の白根山の荒々しい姿などに
目を奪われながら歩いて行けば、やがて芳ヶ平ヒュッテの赤い屋根が見えてきます。
アルプスの少女ハイジでは無いですが、まさにそんな感じの風景です。
芳ヶ平ヒュッテと前を流れる小川です。

ここで何故だかどうしてだが失念してしまって・・・(汗。
ヒュッテ裏手に広がる湿原まで足を伸ばすのを忘れてしまいました・・・・とにかく後悔。

芳ヶ平から常布の滝、大平湿原方面に向かいます。
それまでの幅広の遊歩道から、歩く人が少ないのか狭目の登山道らしい道になります。
花敷温泉方面の分岐から大平湿原に立ち寄りました。(往復20分ほどで行けます)
大平湿原です。
湿原としてはもう末期の状態に移っていました。
乾燥化が進んでいるのでしょう、あたり一面草原に変わってしまっています。
やがてここは森林の一部に取り込まれていくのでしょう。
このあたりでは登山道の脇にゴゼンタチバナを良く見る事ができました。

途中、常布の滝コースの分岐は登山道崩壊で閉鎖されていました。
滝はさらにコース先、案内板の分岐からちょっと入って所に遠望できるところがあります。
谷を挟んで向かい側遠くに見ることができた『常布の滝』です。
遠望でもその凄さは実感できました。名瀑100選にはいっているだけのことはあります。
間近に見たらものすごいことでしょう。

草津温泉から白根火山までバスでかなりの標高差を登った感じがあったのですが、
ずっと緩やかに下って来ていたのか特にきついと思われる下りもまったく有りませんでしたし、
夏の日差しはきついものの、風が涼しく、おだやかな山歩きでした。

草津温泉に下山後、こちらでお風呂をいただき、
時間が早かったのでホテル前から出てる直行バスで帰りました。

往きの利用は日帰りの場合は無理ですが、
JRの高速バス含め、都心まで時間はかかりますがコストパフォーマンスは良いですし
何より乗り換えなしで寝て帰られるのが嬉しいです(笑
特にここの直行バスは座席の前後幅が非常に広いのでお勧めです。


白根火山バス停を10:30頃に出発、草津温泉には13:40頃下山しましたので、
正味3時間半ちょっとのコースです。
特にきつい登り下りはまったく有りませんでしたので、初心者の方にはお勧めです。
芳ヶ平ヒュッテ周辺以外ですとあまりゆっくり休憩できる場所がなかったので
ヒュッテ周辺で早めの昼食を取った方が良いかもしれません。

芳ヶ平周辺をじっくり見ることが出来なかったのは残念でしたけど
景色は本当にすばらしかったです。 
ヒュッテから温泉までのコースではまったく人に会うことも無かったので
静かな山歩きを楽しめました。

『有名ところの隣は穴場』の法則は正しいのかもしれません(笑






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