電車、バスで行く山登り: 四阿山（アズマヤサン　2354ｍ）　　根子岳（2207ｍ）

2012年7月17日（火）　　　　天気　晴れ

日帰り中心の山行ですが、毎年夏は2000ｍ級の夏山に行っています。
なかなか電車、バスで日帰りとなると大変なのですが
今回は日本百名山の一つでもある四阿山（アズマヤサン）と根子岳に行ってきました。

長野新幹線の始発に乗って上田駅で下車。
上田バス　8：15発で菅平高原ダボスバス停を目指します。

菅平高原ダボスバス停前です。

ここからガイドブックでは左手の舗装路を行くことになっている場合が多いのですが、

日中でしたら明治大学の敷地内を通って直進することが出来、時間短縮になります。

ラグビーグラウンドの横を通り、あまり歩く人も居ないのか少々草の伸びた林の中の道を

しばらく行くと舗装路に出ます。

そのまま直進すればやがて牧場事務所の料金所に出ます。通行するのに￥200かかります。

さほど時間もかからず喜んだのですが、ぬか喜びでした（笑

実際の登山口はここからさらに800ｍほど直進したところにあり。かすかに建物が見て取れます。

直進の道路の突き当たりに登山口があります。（登山届を提出しましょうね）

右手に行くと四阿山、直進が根子岳です。

今回は根子岳に向かいそこから四阿山へ、中四阿を通って牧場脇に下山する

時計周りのコースにしました。

牧場を左右に見ながらあがっていくと、やがてダケカンバの中の気持ちの良い道になります。

幹の白と盛夏の緑、そして青空のコントラストが素敵です。

概して振り返ると広大な景色を眺められる見晴の良い登山道です。

木々が少なくなり、笹の原になってくると山頂も間近です。

根子岳山頂です。

四阿山とともに単独峰ですので、眺めはすばらしいの一言です。

前面に大きく菅平高原が広がり、その先には雲で隠れてしまってますが

時折その雲間から北アルプスの峰々が顔を覗かせます。

右手には戸隠、黒姫の北信の山々。左手には美ヶ原。背面には草津白根など志賀高原の

山々、とにかく見飽きることの無い景色です。

山頂から左手正面に大きく見える四阿山を目指します。

ここから鞍部まではササ原のプロムナードです。

今回の山行で自分はここを歩いている時が山頂に居るときよりも一番気持ちよかった。

途中岩場があります。岩場の上がこれまた気持ちが良い。

鞍部の手前、ちょうど登山道が幅広くなって岩の多い場所で、昼食をとりました。

テーブルと椅子にちょうど良い岩が多くあり、日差しはきついながらも

心地よい風がふいていました。

鞍部から振り返りみた根子岳です。とても穏やかな山様が美しいと思います。

鞍部から四阿山山頂へはこれまでとは打って変わって針葉樹林の中の急登になります。

陽があまりあたらないのか滑りやすい岩や木の根が多く、すでに一山登った身体にこたえます。

頂上直下の階段です、ここを過ぎればもうちょっと！！

四阿山　山頂です。ここからの眺めもすばらしいものでした。

根子岳では見えなかった、おととし登った黒斑山、水ノ塔・篭の塔山が目の前に！

妙義山など上毛三山方面。

いつまでも眺めていたい景色で名残惜しいのですが、中四阿経由で下山しました。

途中、中学校の林間学校の団体と一緒になってしまい、
自分達のペースで降りることが出来ず、疲れるとともに大分時間を取られてしまいました。

途中の沢で身体を冷やし、やがて牧場脇に出ます。

牧場内の道路まで来れば右手すぐのところが管理事務所です。

バス停までの舗装路が足裏にかなり応えました（笑
当初、バス停近所のプリンスホテルで汗を流していく予定だったのですが、
バス待ちの時間が中途半端だった為、16：30の便で上田駅まで戻りました。

かわりに上田駅すぐ近くの　上田温泉ホテル祥園　で汗を流して帰りました。
駅近くで時間も気にせずにすみ（新幹線は30分に1本ほどあります）
料金も格安です。　お勧めです。
ただ大浴場は一つしかないようなので、男女一緒のときはどうするのでしょうかね？（笑

おまけ：今回山中で見た植物です。