三ッ峠山(1785m) 府戸尾根

2012年6月15日金曜日

山梨県

2012年6月14日(木)     天気 晴れ




富士急バスの時刻表を見ていたら、
土日祝日運行のみと思っていた(ほとんどのガイドブックにもそう表記されています)
三ッ峠登山口まで行くバスが平日に一本運行されているのを知り、
行きたいと思っていた三ッ峠山に梅雨の合間をぬって行って来ました。

河口湖駅 9:40発の『天下茶屋行き』バスに合わせて、
新宿駅7:40発の高速バスで出発しました。(河口湖に9:25着)

出発地の河口湖駅、綺麗な駅になっていました。

25分ほどで三ッ峠登山口につきます。乗客は私たち2人だけでした。
案内板にしたがって舗装路をしばらく歩きます。
左に分岐する未舗装の林道に入ると、平日にもかかわらずマイカー登山の方の車が
多く駐車していました。
そのまま進みトイレの前あたりから登山道に入ります。


山小屋の荷揚げ用の道路でもあるので、幅広で歩きやすい道です。

まだムラサキヤシオツツジが咲いていました。

ヤナギでしょうか? 綿毛をいっぱいつけており、風に乗って雪のようにふっていました。
セミや鳥の声を聞きながらのSUMMER SNOW です。



気持ちの良い自然の音を聞きながら歩いていけば、やがて山荘の看板が現れ高原状に
開けてきます。
下山路となる府戸尾根への分岐を過ぎると山小屋が現れ、富士山の景色、
これから進む三ッ峠山の最高峰である開運山の屏風岩が見えてきます。

途中山小屋横あたりから見えた屏風岩です。
ちょうどガスがかかって雰囲気のよい感じでした。

山小屋を過ぎ、開運山へ向かう途中から、

三座ある三ッ峠山の最高峰、開運山(1785m)です。
下山路となる府戸尾根が長く見えます。
冬場の空気の澄んでいる時期でしたら、すばらしい遠望でしょう。

山頂周辺での富士山、雲が切れることが多々あり、その度に撮影してしまいました。(笑
登る山としては別にしても、見る山としては日本一美しいしく、見とれてしまう山です。
アルプスの眺めは無理でしたが、もうこれだけで十分です。

開運山との分岐から府戸尾根へちょっと入ったところにある展望のよい休憩場所で
昼食を取りました。
目の前に富士山が広がり、マイカー登山の方は来ないので実に静かです。
ベンチも多く有りますので、このコースの休憩場所にお勧めです。

しばらく道を行くとどこが山頂だかわからない穏やかな感じの木無山に着きます。
というか知らない間に木無山だったと言った方がよいかも(笑

多少の登りはありますが、概して穏やかな尾根道をゆっくりと下っていきます。
気持ちの良い涼しい風がよく通りました。

下山途中に見えた開運山と屏風岩。

途中、ふいに送電鉄塔立つ開けた草地に出ます。
電線がちょっと邪魔ですが、河口湖、その奥に西湖が見えます。休憩に良い場所です。

天上山頂(1140m)小さな祠が祭られています。木々に囲まれた静かな山頂です。

ロープウェイの展望台からの眺め、下に富士急ハイランドが見えます。
富士山は雲をかぶってしまいました。

かちかち山ロープウェイを使って下山したあと、河口湖畔を歩き、
こちらのお風呂につかりました。シーズンオフの平日の為か露天風呂が駄目で、
内風呂のみだったのでもうちょっと先にある温泉寺を利用した方が良いかもしれません。
どちらも同じ系列でこちらから割引券をプリントすることが出来ます。

お風呂から上がったら、湖畔の涼しい風を受けながら15分ほど歩いて河口湖駅にむかいました。



鉄道に比べて到着時間に不安のあるバスですが、今まで何度が使った感じですと
平日で有ればほぼ問題ないと思います。
不安で有れば、一本前のバスにして現地で待つとかしても良いですし、
コストパフォーマンスはかなり高いです。

平日でも富士急ハイランドに行かれる方が多く、予約はしておいた方が良いかと思います。
帰りは一時間に2本ほど出ていますので、一本待てば必ず乗ることが出来ると思います。
ただ、休日の利用はなんとも言えません、
行きの不安もありますし、以前帰りの渋滞でひどい目にあったことがありました。


コースタイム  
三ッ峠登山口バス停10:08 → 府戸尾根との分岐11:35 → 開運山頂11:50 →
展望地(昼食)12:05~12:35 → 天上山頂14:20 →ロープウェイ駅14:30



追記
今回の山行で残念というか呆れた事がありました。
開運山頂に着いた時のことなのですが、10数名の団体の方が居て昼食を取られていました。
さして広くもない山頂です。展望盤の周りはベンチと化し、まったく近づく事も出来ず、
石碑の周りもいて、どいてもらって記念の撮影をしたほどです。
それに対していやみたらしい態度も取られ、まったく山頂に立った感慨を得ることが
出来ませんでしたし、ゆっくり景色を見ることもできませんでした。
ちょっと降りれば、山小屋の前のベンチのある休憩場所やもっと広いところもあるのに
10数人居てまったくこの事に気づく人がいないとは呆れるとともに
60歳前後の歳にかかわらず自分達だけ良ければ良いという常識の無さに怒りさえ覚えました。
ブームだかなんだか知りませんが、最近このような団体が多く見受けられます。
特に中高年に多いです。
しっかりとしたリーダーの下、きちんとした団体を見習って、
少しは山の常識を身につけていただきたいものです。






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