2024年12月26日(木) 天気 晴れ
2024年の登り納めに、中央線大月駅の北側に見える岩殿山とその奥、稚児落としに
行ってきました。
20代の頃から何度か登っている山ですが、岩山であるがゆえに、結構登山道の崩壊箇所が多く、駅から近い登山口利用ですと山頂まで行けないので、初めて畑倉の登山道入り口から登りました。
畑倉までは舗装路を歩きでプラス40分くらいかかりますので今回はショートカットで
タクシー利用。(登山口までは10分もかかりません、¥1200程でした)
春、秋の穏やかな気候なら気持ちも良いのでのんびりと歩いても良いですけど
冬場ですしね(言い訳)。
道路際にマイカー登山用の車数台分の駐車場があり、その横が登山口です。
綺麗に整備された道で、登っていくと左手に大きく【鬼の岩屋】が見えてきます。
せっかくなので見学を。そこまではほんのちょっとです。
雨が降ったら滝状になるんでしょうね。岩屋上部からツララとともに水がしたたり落ちていました。
戻って、ゆるーく登っていくと。
いきなり広くて明るい山頂に出て、目の前に大きく富士山が姿を現します。
思わず「わ~」と声の出る感動です。
富士山側(南西側)が大きく展望が開けて、御前山、菊花山、高川岳、倉見山、
杓子山、三つ峠山など、かつて登った山々が見えて壮観でした。
展望を楽しんだ後、足を進めます。
丸山公園方面の道は通行禁止。
いつもはこの強瀬ルートから上がって来てました。
送電線の鉄塔下をくくれば、間もなく兜岩です。
西側の鎖場は通行不可。東側も良くわからなかったので今回はすべて巻き道を行きました。
特に西側の巻き道は足場の悪いところを大きく下ってから登る感じで
少し苦労しました。
以前は【稚児落とし】まで割と簡単に来れたような印象があったので
今回は結構時間がかかった感じです。
【稚児落とし】が見えました。相も変わらずの断崖絶壁です。
手前の絶壁からの眺め。富士山は三つ峠山と雲に少し覆われて少ししか見えなくなってました。
いったん岩壁から離れて笹平方面との分岐を過ぎれば、先ほど大きく見えた
【稚児落とし】の岩壁の上に到着です。
先ほど【稚児落とし】を仰ぎ見た岩壁の上からの眺めとその先に岩殿山。
眼下には中央高速と大月の市街。
ここで昼休憩にしました。
冬場なので温かいラーメンでも食べようと準備していたのですが、
なんとバーナー本体を持ってくるのを忘れ(汗・・・・・・・情けない。
しょうがなく、饅頭やらお菓子やらで腹を和ませました。
とっとと下山して蕎麦でも食うかということで出発。
下山は南側ですので日も差して明るい感じ。風も無く暖かでした。
途中見た【稚児落とし】の岩壁。
30分ほどで民家近くまで下山し、分岐にあたります。どちらも大月駅方面ですが
左に進む方が近道です。
民家の脇に出て終了。ここからは舗装路になります。
中央高速の下を通って、高台まで大きく登れば、大月駅はもうすぐです。約30分くらいでしょうか。
今回初めて畑倉の登山口から上がりましたが、こちらのコースお勧めです。
復旧するかどうかわかりませんが、丸山公園の方から上がる場合、駅から歩いてすぐですが
岩殿山へは、分岐で往復してから【稚児落とし】に向かうコース取りになりますし。
山頂に着いたときに富士山がいきなり眼前に現れるインパクトは結構なものです。
また、鬼の岩屋も面白いです。
山登りを始めた20代初め頃に登り、それから登った時も
【稚児落とし】と兜岩の鎖場の印象が強かった山でしたが、
今回は鎖場を避けたのもあり、岩殿山の山頂の方が印象強く残りました。
春、眼下に薄桜の色を満開に見る富士山も素晴らしいものだと思います。
兜岩の西の巻き道には少し苦労しましたが、それ以外は大変な所も無く
のんびりと冬のひだまりハイクには最適だと思います。
コースタイム
畑倉ルート登山口 10:00 → 岩殿山山頂 10:40 → 丸山公園分岐 10:58 →
鉄塔下 10:45 → 稚児落とし 12:02~12:35 → 浅利分岐 12:58 → 大月駅 13:30