奥武蔵 伊豆ヶ岳(851m)

2024年11月29日金曜日

埼玉県

 2024年11月28日(木)    天気 晴れ


前週の琴平丘陵に続いて、秩父方面、奥武蔵で一番有名かつ人気であろう伊豆ヶ岳に
登ってきました。
山登りを始めた20代初め頃に登った山なので35年振りくらいですね。
その時は正丸駅から正丸峠、伊豆ヶ岳、子の権現、吾野駅の奥武蔵では少し長めのコース。
今回は短く、正丸峠経由で登って、大蔵山から下山する周回コースもどきです。

西武秩父駅の正丸駅からスタート。
         
駅舎を出て、右側にある標識に従って階段を下りて、正丸峠へ向かいます。

民家かが点在する舗装路をどんどん上がっていきます。時折奇麗な紅葉が見えました。


大蔵山方面との分岐にあたる馬頭観音。
ここは右に進みます。帰りは大蔵山から下山し、ここに出ます。


ようやく登山道の入り口に到着しました。


奥武蔵らしい植林された少し薄暗い中を沢を横目に登っていきます。

旧正丸と正丸の分岐、標識に従って新しい正丸峠へ向かいます。

「こんな道だったけ?」
35年前ともなると、やはりすっかり忘れていて初めての山の感じでした。
幾度となく小さい沢の渡渉を繰り返しながら、上に詰めていきます。
沢自体は大した水量ではないので、渡渉の苦労は全く無いのですが、
雨の降った翌日などは水量が増しそうでちょっと注意が必要ですね。

沢を詰めて最後に階段を登った先が正丸峠になります。
峠の道路際には、おくむら茶屋が立っています。
茶屋の下、左手に登山道は続いています。

歩きやすい道が続きます。
右手側は割と雑木林が広がり、色とりどりの色彩が奇麗でした。
樹々の間からは二子山から武川岳へと続く奥武蔵ではロングコースの稜線が良く見えました

小高山に到着。ちょうど小学生の団体が記念撮影をしていたので
ここはちょっとだけ展望を眺めて通り過ぎました。
小高山から下ったところに大蔵山への分岐があります。
メインコースは大蔵山は経由せず、ちょっと脇下を通ってます。

五輪山に到着。開けてはいますが、展望はほとんどありません。
ここから少し下った所が伊豆ヶ岳への男坂、女坂です。

男坂の入り口に到着です。女坂はこの右手を進みます。
35年前は当然、男坂を上がりました。
現在、崩壊が酷いのか、ロープが張られて女坂への誘導がされていました。
まあ、歳も取った事ですし女坂でちょうど良いでしょう。
女坂とは言え、危険な所は有りませんが、かなりの勾配できつかったです(笑)。

登り切れば、大きく開けて山頂の広場です。
山頂自体はちょっと先になります。
人気の山ですので、多くの登山者がいらっしゃいましたが、山頂周辺は広く、
腰を下ろして休憩する場所には事欠きません。          
今回伊豆ヶ岳を選んだのは、奥武蔵にしては紅葉が奇麗という事で選んだのですが、
一部紅葉しているものの、思っていたほどでは有りませんでした。
やはり残暑が長かったせいでしょうか。
それでも奥武蔵の他に山に比べると赤みが多いように思います。
割と茶色、黄色が多い所ですから。

大展望というわけではないですが、東京方面、関東平野の広がりを見ることが出来ます。

山頂で昼休憩をした後、来た道を戻って下山しました。
ちなみに子の権現方面に向かい、古御岳あたりの紅葉も素晴らしいそうです。

男坂の下の先から馬頭観音に向かうコースも有りますが、こちらは少し道が
歩きにくそうらしいので今回はパスしました。
五輪山を過ぎて、大蔵山への分岐らしき道はあったのですが、標識も無く(見逃した?)
結局、小高山の手前まで来てしまったので、そこの分岐から大蔵山へ向かいました。
大倉山は樹々に囲まれ、展望は全くありません。
正丸駅方面に向かいます。
登りは沢沿いで植林された森の中で割と薄暗い道でしたが、
こちらは陽も入り、明るく気持ちの良い道です。

途中、モミジ(カエデ?)が群落している所が有って、一部紅葉していてとても奇麗でした。この日で一番だったかも。
自分は完全に赤に染まっているよりは緑が薄まり、黄色や赤にグラデーションしているのが
好きなので、それも良かったのかもしれません。

やがて道は奥武蔵らしい植林された中のちょっと薄暗い道に変わり、
沢にあたり、男坂下から来た道と合流します。

沢沿いを歩いて行けば、行きに通った馬頭観音前に到着です。

ここからのんびりと駅に向かって歩いていきました。

途中、民家の庭に咲いていた秋海棠。
9月末くらいの花なのですが、まだまだ奇麗に咲いていました。
黄金色の銀杏も見事でした。

寒くなってくると、日落ちも早く、冷え込みがちなので
駅から登って、駅へ降りる登山、ハイキングが良いですね。
バス待ちで時間が有ると身体も冷えてしまいますから。

35年振りくらいに登った伊豆ヶ岳。
以前にも登ろうと思ったことは有るのですが、人気の山ですし、人混みもいやなので
なんか避けていました。
奥武蔵では珍しい鮮やかな紅葉が見られるというネット記事を見て訪れたのですが
やはり残暑のせいか、色付きは今一つでした。
それでも、下山途中に見たもみじの群落はとてもとても綺麗で満足できました。
登りの小さな沢の渡渉も棒ノ折山みたいで(あそこまでダイナミックではないですが)
楽しかったです。
ただ男坂の閉鎖はさみしかったですね、おそらくこの山の醍醐味はそこに有ると思うので。

コースタイム
正丸駅 9:37 → 登山道入り口 10:08 → 正丸峠 10:45 → 小高山 11:16 →
五輪山 11:34 → 伊豆ヶ岳山頂 11:48~12:25 → 大蔵山 12:53 → 馬頭観音 13:32 →
正丸駅 14:30