那須 朝日岳(1896m)

2013年6月20日木曜日

栃木県

2013年6月18日(火)      天気  雨



100名山でもある那須岳周辺は気候条件が厳しく、標高は2000mにも満たないですが
谷川岳周辺と同様に高山気分が味わうことの出来る、東京周辺で日帰りで行ける
貴重な山域です。

梅雨真っ只中、なんとか天気が持ちそうという予報を信じて
久しぶりに行ってきました・・・・・・・・・・・・・・・・・・が!!

当初予定のコースは以前行って最高に気分の良かった
峰ノ茶屋、三本槍岳、北温泉のコース。
(三本槍岳の山頂の眺めはそれはすばらしいものです)


北温泉でのんびりしたかったのもあり、極力早いバスに乗る為、
東北新幹線で那須塩原駅まで、
そこから8:00発の那須ロープウェイ行き(黒磯駅経由)に乗車しました。
駅ですでにパラパラきていたのですが、バスに乗っているうちに本降りになってきました。
バスの中で雨具を着て、出発の準備を整えました。

ロープウェイ山麓駅から先にある県営駐車場を目指します。
道路の脇に遊歩道がありますので、そこを行けばすぐです。
県営駐車場をあがったところに売店と登山指導センターがあり、
その先の鳥居をくぐれば本格的な登山道のスタートです。
雨具のフードをたたく雨音だけが響きますが、立ち止まると鳥のさえずりも聞こえてきました。
やがて木々が切れ始めると荒涼とした開けた場所になります。
茶臼岳や朝日岳の山肌の広大な景色に見とれがちになりますが、足元は石、岩の道で
ちょっと気を使います。
割と難なく峰ノ茶屋まで到着します。
天候が悪いにもかかわらず結構な数の登山者の方がいらっしゃいました。
峰ノ茶屋と言っても現在は避難小屋があるだけです。
避難小屋の軒下で雨風をしのぎながら休憩をとりました。
雨はさほどではありませんでしたが風が強く、更に今後天候が悪化するようなので
今回は三本槍岳は諦めて、朝日岳まで行って下山することにしました。

とにかくここは風が強いです。
以前来た時に台風並みの強風に峰ノ茶屋で諦めて下山したこともあります。
峰ノ茶屋から熊見曽根方面、朝日岳を目指します。
朝日岳までは狭い岩棚の道が続きます。特に剣が峰辺りは険しい道です。
特に危険なところはありませんが、岩が雨に濡れて滑りやすくなっていて少々緊張しました。
朝日岳と熊見曽根の分岐から鋭利に天に向かっている朝日岳山頂を目指します。
朝日岳山頂から茶臼山です。この時は雨はほとんどおさまっていましたが、
とにかく風が強かったです。遠望は利きませんでしたが、眺めは大変良かったです。 
 向かうはずであった三本槍岳方面↑  と中ノ大倉尾根↓
 短い時間でしたが、すばらしい山頂からの景色を堪能してから峰ノ茶屋へ戻りました。
峰ノ茶屋の避難小屋です。風が本当に強いところなので頼りになります。
峰ノ茶屋の軒下で昼食を取りました。
今回の駅弁は山形の牛飯弁当です。だいぶ寄っちゃってますね(笑
昼食後、ロープウェイ山麓駅まで戻り、バスで那須湯本で途中下車。
鹿の湯に入って帰りました。
熱いのが苦手な私としては43℃が限界ですね、46℃とか48℃とか信じられません。
濃い硫黄泉で、家に帰るまで硫黄のにおいが取れませんでした。(笑

気象条件の厳しい那須岳では高山植物も多く見られます。
ウラジロヨウラク(ツツジ科)
 コイワカガミ(イワカガミ?)いっぱい咲いていました。
アカモノ これもいっぱい咲いていました、可愛らしい花です。


当初の予定通りとは行きませんでしたが、天候が悪い中、朝日岳山頂での展望にも恵まれましたし、わざわざ行った甲斐はあったと思います。

今回はロープウェイ山麓駅9:20スタート、12:50戻りで休憩を入れて3時間半ほどの行程です。
三本槍まで行くコースですと5時間半~6時間くらいになると思います。
このコース以外でも南月山から那須湯本に下山するコースや茶臼山を往復しても良いですし、
体力等に合わせて、いろんなコースが楽しめますのでお勧めです。






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