2021年11月11日(木) 天気:晴れ
秋晴れの中、先月行く予定でした足尾の備前楯山に行ってきました。
一番の最寄り駅である「わたらせ渓谷鉄道」の間藤駅までは自分の所からですと
乗り換え、乗り換えで結構時間がかかります。
JR、東武日光駅から日光市営バスを利用すれば、20分ほど早く、しかも
間藤駅の先、赤倉のバス停まで行くことができますので、今回はこれを利用しました。
東武日光駅でのバス停はロータリーから離れた日産レンタカーの前から出発です。
約40分ほどで赤倉のバス停に到着です。
バス停の前には足尾銅山の遺構である古河橋と足尾本山駅、本山精錬所跡が。
寂れた感じで出迎えてくれました。
ここから橋を渡って船石峠までは舗装された林道を一時間ばかり歩きます。関東ふれあいの道であり、途中途中に日光市が設けた銅山最盛期の写真や、遺構の説明等も
有ってさほど苦になりません。
平日のこの日は車の通りも少なく快適でした。
確実に林道を歩く事にしました。
途中、猿に出会いました。野生の猿は久しぶりです。(笑
すでに晩秋の装いで、紅葉はほぼ終わりだったのですが、
時折、美しい色彩を見る事ができました。
のんびりとつらつら歩いて、船石峠に到着です。
広い駐車場には車が4台ほど止まっており、すでに登ってる方が何組がいるようです。
駐車場からは男体山が頭を出していました。
道はよく整備され、きつい所も危険な所もありません。
約一時間弱の歩行で難なく山頂に到着です。山頂では見事な大展望がお出迎えです。
右手、地蔵岳、薬師岳から前面にはまだ荒れた山肌の残る銅山の中心とその奥に半月山、男体山、社山といった
日光の山々。
これ凄く美味しかったです。お勧めです。
美味しい御飯を食べた後は、また来た道をゆっくり赤倉まで戻りました。
閉山は昭和48年という事で、私が昭和40年生まれなので感覚的にはまださほど経っていなんですよね。遺構を見ながら人がいなくなった鉱山跡は
ちょっと寂しいというか悲しい感じに思いました。
下りという事もあり、歩みも早く、15時台の帰りのバスまでまだ時間もあったので
赤倉から間藤駅まで歩いて、間藤駅で時間をつぶしました。
カモシカの見られる駅という事で、ちょうどホーム向かい側の崖の上にいたカモシカを見る事ができました(笑
車で行けば、2時間弱の山ですが、せっかくなので関東ふれあいの道を歩いて登ってみるのはいかがでしょうか?
興味深い遺構もあってなかなかです。
山登り自体はきついことも無く、大展望を得ることができるのでお勧めです。
新緑の頃とかきれいでしょうね。
あと、わたらせ渓谷鉄道でのんびり鉄道旅もしてみたいですね。
コースタイム
赤倉バス停10:15 → 船石峠11:30 → 山頂12:15~12:45 → 船石峠13:25 →
赤倉バス停14:30 → 間藤駅14:55