琴平丘陵 (最高点398.8m)

2013年2月13日水曜日

埼玉県

2013年2月12日(火)     天気 晴れ時々曇り



今年の冬を象徴するような、冷え込みの厳しい一日でした。
先月行く予定で中止になってしまった、秩父の琴平丘陵へ行ってきました。

今年の初山登りというか、初山歩きですね。
実に二ヶ月ぶりの山です。

西武鉄道のこちらのサイト http://www.hikingmap.jp/hikingmap/ から
コースmapがダウンロードできます。

ゆっくり歩いて2時間半ちょっとのコースなので
秩父鉄道の『影森』駅を10時に出発、12時台に下山して秩父市内のお店でお昼を取るという
計画にしました。



出発点の秩父鉄道『影森駅』です。西武線との乗り換え駅『御花畑駅』から一駅です。
駅を出たら左、三峰口方面へ歩いていけば、古びた27番札所入り口の看板が見えてきます。


秩父札所27番の『大淵寺』です。
本堂の上、観音堂の右手から山道に入り、『護国観音』を目指します。


『護国観音』です。高さは16.5mもあります。
高崎・大船とともに関東三大観音像と呼ばれるらしいです。
鉄筋コンクリート製なので新しい感じですが、1935年の建立だそうです。
富国強兵の時節柄、左手の蓮華は剣に置き換えられ『護国観音』と呼ばれているようです。

低いながらも見晴の良い『護国観音』の前です。
右手奥には雪をかぶった山々(赤城山でしょうか?)も遠望できました。


いつの雪かはわかりませんが、陽の当たらない北側は雪が残り、登山道上でも場所によっては
凍結して滑りやすいところもありました。


整備尽くされた楽な登山道を想像していきましたが、足場の悪い所もあり、又それなりに
アップダウンもあるので、それなりのしっかりとした靴を穿いて行かれるのが良いでしょう。


今回の目的の一つ秩父札所26番奥の院『岩井堂』です。
清水寺のミニチュア版のようなたたずまいで、横と背後から迫る岩壁が雰囲気を
上げています。

奥の岩壁のくぼみには閻魔様もいらっしゃいました。




右手に大きく削られた武甲山を眺めながら、緩やかにアップダウンを繰り返すと
このハイキングコースの最高点、長者屋敷跡につきます。



399mと書いてありますが、正式には398.8mです。(笑
多少開けていて、東屋があります。休憩するには最適でしょう。

植林された木々の間をゆっくり下っていくと、やがて沢沿いの『山の神』の祠に出ます。
ここからいったん右手へまた山の中へ戻るような感じでコースを取り羊山公園を目指します。
今は通行禁止の武甲山登山口の碑に着けば公園まではあとわずか。

ハイキングコースは『羊山公園』のふれあい牧場の横に出て終了です。


『安田屋』でわらじカツ丼を食べようと思ったのですが、残念ながらお休みだったので
西武秩父駅の仲見世の食堂でいただきました。
結構いけますよ。(笑

他にも味噌豚丼とか蕎麦の美味しい店もあるので組み合わせると楽しい一日になりそうです。

春の新緑の時期や芝桜にあわせて、下山口の羊山公園でのんびりお弁当を広げるのも
よいかもしれませんね。

山深い場所ではないので、多少興ざめするような所もありますが
ちょっと軽く自然の中、山歩きするには見どころも多いのでお勧めです。
登山道も思っていた以上に登山道してましたので(笑

山登りを始めて数年するとこのようなコースは標高も低く、登る対象としては選択肢から外れ気味です。
実際自分もここ数年までは行こうとも思いませんでした。
ただ一度機会があって行き始めると低山には低山の楽しさが有ることを再確認できますよ。
なにより気を張らないで行けるところが良いです。
(もちろん山ですから十分、準備と注意は必要ですけど)

山登りなんてしたこともない友人なんかと行ったら凄く楽しいと思います。







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