2012年11月13日(火) 天気 晴れ時々曇り
今年6月に三ッ峠山に登った時に気になっていた黒岳に登ってきました。
三ッ峠山の時と同じ高速バスを使い、河口湖駅乗り換えで今回は終点の天下茶屋まで行きます。
※ちなみにこの天下茶屋行きバスは11月いっぱいまでの運行です。
前回は私達2人だけしか乗客がいなかったのですが、今回は紅葉シーズンの為なのか
団体さん含めてほぼ満席でした。
でも皆さん三つ峠登山口で降りられて、終点まではまた二人だけでした。
まあこれだけ乗客が居るなら、平日のこの便はしばらく無くならずにすみそうですね(笑
登山口となる天下茶屋です。
この日も富士山を見に車での観光客の方が結構いらっしゃいました。
天下茶屋からの富士山の眺めです。
撮影ポイントで有名なだけに河口湖を挟み、見事な景色でした。
トンネル左手から登山道に入ります。
程よく整備され、落ち葉のクッションで歩きやすい道です。
天下茶屋あたりではまだ紅葉していましたが、高度があがって行くにつれて葉も落ちて
冬枯れの様相を呈してきます。
稜線にあがるとほぼ冬の低山の様相です。
ここから何度も小さなピークを超えながら御坂峠を目指します。
途中の御坂山山頂です。
木立に囲まれ眺望はありませんが開けているので休憩には最適です。
御坂峠に向かう途中で送電線の鉄塔が立つ場所に出ます。
開けた場所で富士山の眺めが良く、また稜線をはさんで反対側にはすでに雪をかぶった
奥秩父の山々も見ることができました。
ちょっと送電線が興醒めですけど(笑
ほどなく草原状に開けた御坂峠に到着します。廃墟のような無人小屋がありました。
ここからはあたり一面クマ笹に覆われた道を行きます。
最後の急坂を登りきると、黒岳山頂(1793m)です。
天下茶屋を出発した時は気持ちの良い秋晴れの天気でしたが、いつもまにか
どんよりと曇ってしまいました。
山頂は木立に囲まれ眺望はありませんのでちょっと先にある展望台を目指しました。
生憎のくもり空に期待をしていなかった展望ですが、
展望台に着くと真正面に大きく富士山が!!
雲海も出来て実に幻想的な景色が目の前に展開されていました。
雪をかぶった南アルプスも良く見え、見飽きることの無い景色です。
今まで何度と無く富士山の姿は拝んできましたが、ベスト3に入るすばらしさでした。
河口湖の湖面を通って吹き上げてくる風はとにかく冷たく、東京の真冬並みの寒さでした。
ちょっと風が防げる岩の脇で昼食を取り、再度展望を楽しんだ後、下山することにしました。
下山路は展望台からそのまま広瀬に降りるコースをとりました。
とにかく急斜面です。
ところどころロープがありますが、とにかくズルズルと足を持っていかれないよう注意しながらの
下山です。落ち葉のクッションの土の道で危険な浮石等が無いのが救いです。
急斜面なだけに一気に高度が下がります。
途中正面に見え隠れする富士山の姿に救われながらどんどん降りていくと
やがてそれまで冬景色だった木々が鮮やかに色づきはじめます。
冬から紅葉の秋へ逆戻りです。
赤 朱 橙 黄金 黄 茶 緑 と 色づいた葉に日差しがあたり、それは見事な色彩でした。
紅葉した木々を楽しみながら降りていくと
真っ赤に紅葉したもみじに囲まれた『河口湖 野天風呂天水』の脇に出ます。
ここでお風呂をいただき、身体の疲れを癒しました。
(※割引券がHPにあります)
お風呂を出た後、道なりに下っていけば『久保田一竹美術館』で
『河口湖周遊レトロバス』のバス停はすぐ近くです。
当日、河口湖周辺は紅葉祭りで、平日にもかかわらず結構な人手でした。
もみじ回廊というものがありましたのでバスを待つ間にちょっとのぞいて見ました。
綺麗は綺麗なのですが、自然の紅葉を見てしまうとちょっと物足りない気がします。
幻想的な富士山の眺めと自然の色彩のすばらしさと満足の行く山行でした。
コースタイム
天下茶屋バス亭 10:15 → 御坂山 11:15 → 御坂峠 11:52 → 黒岳 12:40 →
展望台 12:45~13:15 → 分岐点 13:42 → 野天風呂天水 14:40
登山・キャンプ ブログランキングへ