2020年10月29日（木） 天気 晴れ
紅葉シーズン真っただ中の大菩薩連嶺と御坂山地をつなぐ山々を登ってきました。
現在はその下に中央道の笹子トンネルをはじめ何本ものトンネルが走っています。
中央線の笹子駅で下車。
富士急バスの大月駅8:35発の新田行きバスが笹子駅前のバス停を9:07に通過しますので
このバスに乗車して登山口の中村橋バス停で降りました。
歩くと交通量の多い20号線を40分近く歩く事になるので
このバスの利用をお勧めします。（午前中の運行はこの一本のみでした）
降りたバス停すぐそばが登山口になります。
樹々の葉の色づきもだいぶ濃くなって美しい色が秋の日差しで輝いていました。
展望台からの眺めです。
稜線上からこれから向かうお坊山方面の展望。
高川山の向こうに丹沢の山々が良く見えました。
美しい稜線上の道。
左米沢山の標識に出たら曲がらず、ほんのちょっと正面に進みましょう。
それは素晴らしい展望台があります。
富士山と御坂山塊の山々。
通ってきた笹子雁ヶ腹摺山
丹沢方面の展望。
美しい紅葉と樹々の間から見え隠れする展望を慰めに頑張って歩けば米沢山に到着です。
山頂は樹々に囲まれ展望はあまり良くはありませんが、
展望を楽しんだら先を急ぎましょう。
笹子雁ヶ腹摺山からお坊山までは割と大変な歩きになります。
危険な所はありませんが、いくつか大小のピークをやり過ごし、
なおかつそれぞれの山の手前で大きく下り、そして急な傾斜を登り返すという行程です。
すでに一山登っている身には結構堪えます。
それでも甲府盆地と八ヶ岳、南アルプスの山々を見る事が出来ました。
休憩を取った後、お坊山を目指します。 美しい稜線の道。
右手奥秩父の山々から左手奥の方に八ヶ岳。
そして更に左手には南アルプスの山々が。
この後、また大きく下って大きく登り返します。いや～きつかった。（笑
着いたお坊山山頂ではご褒美に大展望が待っていました。
北岳、間ノ岳あたりは雪を頂いています。
御坂山塊方面。富士山はもう雲に覆われてしまっています。
途中大菩薩連嶺が綺麗に見える所が有りました。
大鹿峠からはその先に有る送電線の鉄塔ピーク手前から左の尾根道に進むとあったのですが
どうした事か、きちんと歩いていてつもりが間違えたらしく、
鉄塔を見る事も無く進んでしまいました。
途中大きく崩壊したところが有ったのでそこで正しい道に気が付かなかったのかも
しれません。
途中でおかしいと気が付き、鉄塔を探して、少し戻る事になりました。
道なりに進んで行くと間違える事があるかもしれませんので、笹子駅方面への
分岐案内板があったら意識的に鉄塔を探してみてください。
案内板の通り鉄塔に向かって左側の尾根道、送電線の下を鉄塔を巡りながら
降りて行きます。
道は巡視路という事もあって綺麗に整備され歩きやすい道です。
日が差さず暗い道を下りて行き、神社が見えてくればもうまもなくです。
鹿除けの柵を越えて民家の軒先？庭？敷地？を通って右手にちょっと進めば
景徳院です。
景徳院の向かい側に駐車場がありそこのバス停から甲斐大和駅、塩山駅方面へ行くバスが
運行されているのですが、いずれも1時間以上待つようでしたので
甲斐大和駅まで歩いて帰りました。
紅色が少なく、茶系統の色が多い為。
日光など紅葉で有名な所ほどの派手さは正直ありませんが、
それでも日差しに映る色彩は時折はっとするほど美しいものもあり、
秋の風情を十分堪能することができました。
天気も良く、展望は言う事の無いすばらしさでした。
特に危険な箇所も無いのにガイドブックによっては上級者コースとなっている
今回のコースですが、急な登りが多く、大きく降りては登り返すという行程の繰り返しは
結構きつくて、なるほどタフなコースだと思いました。
コースタイム
笹子駅9:05 バスにて → 中村橋バス停（登山口）9:15 → 笹子雁ヶ腹摺山10:43 →
米沢山11:56 → お坊山12:50～13:20 → 大鹿峠14:03 → 景徳院15:00 →
甲斐大和駅15:30
