赤城 黒檜山(1827.6m)

2020年10月22日木曜日

群馬県

2020年10月15日(木)    天気 曇り時々晴れ



紅葉シーズンに入った赤城へ行ってきました。
今回は赤城の盟主たる黒檜山です。
一度初夏のシーズンに登った事は有りますが、もう20年以上も前になります。

平日、赤城ビジターセンターまで行くバスは富士見温泉乗り換えで4本のみ。
7:30に前橋駅を出るバスに乗れないと次はお昼頃の到着になります。
自宅からぎりぎり間に合う時間です。

ビジターセンターまで行くバスであかぎ広場前で下車。
ここから大沼(オノ)の湖岸を歩いて登山口まで歩きます。15分ほどでしょうか。

赤城神社。この日は日差しがあまり出ず寒かったです。
対岸の地蔵岳。来春にでも行こうと思います。

登山者用の駐車場を過ぎれば、右手に登山口が現れます。
出だしから石のゴロゴロとした急登が続きます。

ちょっと見晴らしのよいとこから・・・。
綺麗なコントラストです。紅葉のピークにはまだまだですが緑色とも相まって
美しい色彩です。
地蔵岳の左側に富士山が見えるという事なのですが・・・・・・雲で真っ白(笑


白樺林とクマザサが多くなってきたら間もなく山頂です。
黒檜山と駒ケ岳を結ぶ稜線上に出ました。
いったん左側の黒檜山の山頂を踏んでからまた戻ってきます。
なだらかな稜線上の道を進めばあっという間に山頂です。

更に奥に進めば絶景ポイントがあるという事なので進みました。
5分ほど歩けば到着です。
山頂あたりは雲がかかり、ガスって展望は見えなかったので期待はしていなかったのですが
風で少し流された時に少しだけ見えました。
天候が良ければ本当に絶景でしょう。
方角からいって小野子山、子持山その奥に谷川の山々といった感じでしょうか。

先程の分岐まで戻り、駒ケ岳を目指します。
途中の絶景ポイントから地蔵岳と小沼(コノ)。
火口湖で高い位置にあるのは分かるのですが、大沼との距離感と高度差には
ちょっと驚きます。

黒檜山からだいぶ降りてくれば穏やかなクマザサの原のプロムナードです。
時折鮮やかに色づいた樹々が彩りを添えます。

標高は大した事はないですがダイナミックな雲海を見る事ができました。


おだやかな高原の中のような道から登り返せば駒ヶ岳山頂です。

黒檜山より標高が低い為、雲も切れ良い眺めでした。
榛名山方面。
奥まった所で休憩を取ったのですが、一瞬雲が切れて、日光方面の展望が
正面皇海山。いや~見られて嬉しかった。
眼下には大沼。

樹々の間から小野子山、子持山と苗場山方面の展望。
すっきりと晴れた日でしたら、大展望に恵まれる山行になった事でしょう。

快適な尾根道を下っていきます。登りの時の登山道と異なり、
木の階段で割と良く整備されており、濡れた木に滑る事を注意すれば
歩き易い下山路でした。
大沼と覚満渕の中間あたりに降りてきました。

時間もまだまだあったので覚満渕を散策する事に。
マムシグサの美。ちょっと苦手です見た目(笑
花は終わっていますが、草紅葉が綺麗でした。

一週30分ほど、
覚満渕を散策した後はビジターセンターに寄ってちょっと勉強がてら時間つぶし。
それでも3時台のバスにはまだ時間が有ったので大沼まで足を延ばし
湖畔の休憩所でコーヒーを飲んで過ごしました。
帰りのバスも一日4本。
健脚で有れば、黒檜山に登るだけなら一本前の12時台のバスに間に合いますが
さすがにあわただしいのは何なので余裕の有る山行となりました。

日光と比べると紅葉では人気は有りませんが、その分静かに楽しむ事ができますし、
まだピークには早かったですが、それでも十分堪能することができました。
秋も良いですが、ツツジ咲く6月もお勧めです。
特に覚満渕は緑の中に点在する紅ピンク色がとても印象的です。
実に綺麗な風景に癒された一日でした。


コースタイム
あかぎ広場前バス停 8:51 → 登山口 9:08 → 黒檜山山頂 10:37 →
駒ケ岳山頂 11:50~12:26 → 下山口 13:20