谷川岳 オキの耳(1977m) トマの耳(1963m)

2022年11月6日日曜日

群馬県 新潟県

 2022年10月25日(火)     天気 晴れ時々曇り

前回の黒斑山に続いて、こちらも18年ぶりになりますが、谷川岳に行ってきました。
早朝の新幹線で上毛高原駅へ、そこからバスで水上温泉を経由して谷川岳ロープウェイへ。約一時間ほどの乗車です。

2005年から新しくなったロープウェイ。
ゴンドラはひっきりなしにくるので、さほど待つことがありません。

ちょうど天神平までの間が紅葉真っ盛りでした。
ロープウェイから綺麗に色づいた景色を眺めながら天神平に到着です。

天神平はすでに晩秋の装い。
紅葉した葉はだいぶ少なくなりましたが、それでも時折きれいな色彩を見せてくれます。

熊穴沢避難小屋へ向かう天神尾根から眺める谷川岳。
クマザサの緑に紅葉した木々の色が混じってとても美しいかったです。
同時にその山容にワクワクしてきます。
道すがら、白毛門や笠ヶ岳。武尊山や尾瀬の山々もその姿を見せてくれます。

熊穴沢避難小屋に到着。
天神尾根を肩の小屋を目指してどんどん登っていきます。
途中、紅葉の中に特徴的な吾妻耶山と上州三峰山。その先に赤城山、子持山、榛名山。


だいぶ登ってきました。武尊山や至仏山など尾瀬の山々も良く見えます。
多少雪も見られるようになってきました。
ロープウェイの乗車前に上は氷点下で降雪も記録されているとは聞いていたので
驚きよりはちょっと嬉しかったりして・・・。
尾根筋には登山者の登る姿が。平日にも関わらず、この日も結構な数の方が登ってました。
うっすらと雪のついたオジカ沢ノ頭が良く見えます。荒々しい谷川岳らしい景色です。
梢は凍り付き、結構な寒さです。

肩の小屋に到着。小屋横の鐘にはエビの尻尾が出来ていました。
山頂は人も多く、風も防げないので当初は小屋の影で昼食をと思ってましたが
あまりの寒さなので、温かい小屋で休まさせていただき、ついでに昼食も取りました。
温かいコーヒーが沁みました。

小屋脇から苗場山、平標山、仙ノ倉山方面の動画です。
下界の紅葉と山頂付近の緑、白の色彩が相まって実に美しい景色です。


冷えた身体を休ませ、小屋を後にしてトマの耳を目指します。
トマの耳までは山小屋からほんのちょっと。
山頂では大展望が待ってました。360度の動画も撮ったのですが、
人の写りも多かったのでここでは載せてません。
小屋の右上には雪をかぶった浅間山、左に向かって八ヶ岳に奥秩父の山々。
そして富士山。
この日は雲に隠れることなく、雪を冠した富士山を終始見ることができました。
その他の名だたる山々の説明はオキの耳でするとして、
賑やかなトマの耳を離れオキの耳をめざしました。
稜線も日本海側は雪がだいぶ目立つようです。

オキの耳に向かう途中からのトマの耳。

10分ほど歩けばオキの耳に到着です。
こちらも結構な数の登山者がいらっしゃいました。
朝日岳に巻機山
越後駒ケ岳に平ヶ岳。
燧ケ岳に至仏山、武尊山。その奥に日光の山々。
皇海山に赤城山とオキの耳でも大展望です。
苗場山方面はこんな感じです。ちょっとぶれてますが

オキの耳で展望を堪能した後、来た道を戻って天神平ロープウェイの駅まで
下山しました。

紅葉真っ盛りは天神平まででしたが、少し残った紅葉とクマザサの緑と雪の白が混ざって
それはそれは美しい景色でした。
晴れというわけでは無かったですが、雲が低く降りてくることもなく、
大展望を終始拝める事も出来て、満足感いっぱいの山行になりました。

10月後半は天気が崩れると一気に冬山へ変わってくる山域ですから
防寒対策とかしっかりしていきたいですね。


コースタイム
ロープウェイベースプラザ9:13 → ロープウェイ天神平9:30 → 肩の小屋12:00~12:30
→ ここから先は景色に見とれて記録するのを忘れてました(汗
→ ロープウェイ天神平14:30

景色を撮影するのに時間を使いましたので割とゆっくりめのコースタイムです。