碓氷アプトの道

2023年11月7日火曜日

群馬県

 2023年10月24日(火)    天気 晴れ




今回は山登りというわけではないのですが、
信越線の横川駅から旧信越線を整備して作られたアプトの道という遊歩道があるので、紅葉を見に行ってきました。

ちょうど以前同時期に軽井沢を訪れており、ちょうど色づきが良かったので。
碓氷峠の紅葉は10月中旬から11月上旬がシーズンとされています。

コースの詳細については安中市のHPからダウンロードする事が可能です。
当日、コース入口近くにある観光案内所でも配布しています。

新幹線が出来る前は碓氷越えで賑やかだった横川駅。ホームには峠の釜めしの販売所があります。自分も黒姫山や妙高、火打山に登った時に特急あさまを利用しましたので
懐かしい思い出です。

改札を出て、碓氷峠鉄道文化むら方面に進んで行くと正面入り口の右側に
アプトの道への入り口があります。
入ってすぐの観光案内所。
ここでガイドの冊子をもらってスタートです。

左手に文化村の懐かしい鉄道車両を眺めながら、信越線の廃線跡をたどっていきます。
ちなみに上下線の片方はトロット列車の軌道になっており、今も使われています。
碓氷峠は国鉄・JRの中でも電気機関車の重連が必要な急勾配で、実際歩いてみても
かなり勾配を感じました。
当時、特急のアナウンスで『列車の先頭から最後尾で何十メートルの高低差があります』と
言っていたのを思い出しました。
整備された道を30分ほど歩いていけば、レンガ作りの旧丸山変電所です。
トロッコの駅も有ります。

のんびりと歩いてきた旧信越線の軌道も【峠の湯】で終了です。
線路は右に折れて更に進んで行きますが、立ち入り禁止でここまでになります。
トロッコ列車もここが終着駅になります。
ここからは更に古いアプトの軌道跡をたどることになります。

峠の湯からすぐの1号トンネルをくぐれば左手に妙義山が見えました。

2号トンネルを過ぎると左手眼下に碓氷湖が見えます。
下に降りて約20分ほどで一周できるようですが、帰りに時間を見てという事で見送りました

ハイキングコースという位置付けですが、道は綺麗に整備された林道のような感じです。

3、4,5号とトンネルを過ぎれば有名な【めがね橋】に到着。

ちょうど橋には猿の群れが居て、ボス猿でしょうか威嚇されました。
結構至近距離なのでちょっと怖かったですね。

欄干からの景色。奥に見えるのは旧信越線だと思います。


長い6号トンネルをくぐったところで突然大きな羽ばたき音。
でっかい雄一匹と雌二匹のキジの群れに遭遇しました。
初めて見ました。あんなに大きいとは思ってませんでしたので驚き。

トンネルは10号まで。全部くぐると熊ノ平の信号所跡い到着します。
アプトの道はここで終了。コースはここから折り返しになります。
今年は暑い日が続いてるせいか、例年に比べて色づきが遅いようで、
コース中での紅葉はあまり見られませんでしたが、
ここでは少し色づいた樹々を見る事が出来ました。
休憩をした後、元来た道を戻りました。

途中、カモシカにも遭遇。

旧丸山変電所あたりで子連れの猿の群れにも遭遇。
めがね橋の群れと違っておとなしく、のんびり線路の上で日向ぼっこしてました。

信越線のダイヤは一時間に一本なので、途中碓氷湖には寄らず、そのまま駅まで戻り。
横川駅から五つ目の磯部駅で途中下車して
駅前で昼食並びに磯部温泉でお湯につかってから帰りました。
峠の湯がお休みだった事もありますが、峠の湯から横川駅まで30分ほど歩くことになりますので、また汗をかくくらいなら磯部温泉をお勧めします。
泉質も良いですしね。
日帰り温泉施設で【愛妻湯の町磯部温泉郷 恵みの湯】というのがあります。
久しぶりに磯部煎餅を土産に買いました(笑)。

磯部の食堂で地元の方と話したのですが、やはり紅葉は半月ほど遅れているそうで、
ちょうどこのブログをアップした頃が、見ごろかもしれないですね。

8:40頃横川駅をスタートして、戻ってきたのが12:10。
往復約3時間半のコースでした。
紅葉は残念でしたが、懐かしい電車や列車。古い遺構など興味をそそる物も多く。
何より動物達との出会いが楽しかった(熊は遠慮したいですね)です。
ハイキングシューズまでいかなくても歩きやすい靴で十分な所なので
新緑や紅葉の頃、のんびり歩いてみてください。
磯部温泉との組み合わせもお勧めです。