釈迦ヶ岳(1641m)

2014年11月21日金曜日

山梨県

2014年11月18日(火)         天気 晴れ


御坂山塊の釈迦ヶ岳に行ってきました。

今年の五月に一度行ったのですが、その時は山頂直下で雷と猛烈な雹にやられて
しぶしぶ下山しました。
よってリベンジ登山となりますwww。

今回も山梨県石和まで新宿7:00発の中央高速バスを利用しました。
時間的にもコストパフォーマンス的にも最適です。
(特に平日は割引の回数券もあります。)

降りたバス停の斜め向かい側から出る富士山駅行きのバスで檜峯神社前バス停を目指します。


バス停降りた向かい側を上がって、
交通量のある国道を渡って標識に従って車道に入り、
そこから道なりにどんどんと進んで行きます。
ここからちょっと長いですが、檜峯神社まで約1時間ほど舗装路の歩きとなります。

大きな銀杏の木が一本立っており黄色く輝いていました。

すすきがとても多く、遠目で見ると白い花が咲き乱れている様でとても綺麗でした。


ゲートを越え、静かな杉林の中をのんびり歩いて行きます。
巨大な神社の境内のような感じです。

途中、檜峯神社近道の標識が有るので、いったん舗装路は離れてそちらの山道を進みます。

再び舗装路に出会うと、もう目の前が檜峯神社です。
舗装路を左に進んだところが下山口の第三登山口。
今回は神社境内の駐車場のトイレ前からスタート、第2登山口です。
(神社奥にはトビス峠経由の第1登山口もあります)

登山口入ってすぐ二又に分かれますが、右側の広い方を進んでいきます。

穏やかな杉林がやがて広葉樹の林になると、稜線まで厳しい急登の連続です。

紅葉は終わり、すでに葉も落ちて、木立の合間から目指す釈迦ヶ岳が見て取れます。

稜線に上がると南側が開け、目の前に富士山が大きく顔を出します。
それまで北側の樹林帯の中を登って来ただけに、開放感が素晴らしかったです。

穏やかな尾根筋の道です。
この後、大きく下って登ってを2回繰り返します。
やがて目の前には大きく釈迦ヶ岳が。
とても険しい山容に見えます。
鞍部で上芦川からの道と合流。
すぐ先に第三登山口への下山路があります。
険しい山容に見え、実際途中ロープの張られた岩場等も有りましたが、
特に手こずるところも、危険なところも無く割とすんなり山頂まで登ることが出来ました。

釈迦ヶ岳山頂です。
この日は誰もいない静かな山頂でした。360度の大展望です。
東側には本社ヶ丸、アンテナの立つ三ッ峠山。

南側には大きく富士山が裾を広げています。

富士山から右手、西側に目をやれば南アルプスの山々。
甲斐駒ケ岳に鳳凰三山。北岳、間ノ岳は冠雪しています。


南アルプスから右に目を移すと、八ヶ岳と瑞牆山、金峰山といった奥秩父の山々。

更に右手には大菩薩峠から先月歩いた小金沢連嶺など。
見飽きることの無い眺めです。


景色を堪能しながら昼食を取り、名残惜しくも山頂を後にしました。


下り途中から、今日歩いてきた尾根筋の眺め。

行きに通った分岐まで戻り、あとは登山口まで急な山腹を一気に下って行きました。
降り積もった落ち葉が岩の多い道を隠し、時折足をとられそうになりました。

第三登山道の登り口に出て、舗装路を左に少し行けば檜峰神社です。
誰もいない山奥に有りながら、きちんと手入れされた立派な神社です。
帰りのバス時間を考えながら神社で無事下山したお礼と散策を少しして
ゆっくり歩いてバス停まで戻りました。

石和のバス停のすぐ近くにある『石和温泉』でお風呂をいただいて
少し冷えた身体を温めてから、また高速バスで帰りました。
入口を入ると食堂になっていて、奥にお風呂があるちょっと不思議な感じ。
小さな地元の方が通う、町の銭湯のような雰囲気です。


今回は檜峰神社からの往復でしたが、石和温泉駅、駅入口バス停からは
富士山側の上芦川へ向かうバスも出ていますのでそちらを利用してもよいと思いますが、
帰りの時間帯のバスの本数は檜峰神社側と比べると極端に少ないです。

展望の良い山とは聞いていましたが、まさかこれほどまでとは思いませんでした。
ちょっと舗装路の歩きが長いですが、
前回と異なり、天候にも恵まれて満足感いっぱいの山行でした。



コースタイム
檜峰神社前バス停9:31 → 登山口10:40 → 稜線11:45 → 山頂12:40~13:10 →
稜線分岐13:32 → 檜峰神社14:25 → 檜峰神社前バス停15:45






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