入笠山(1955m)

2023年9月29日金曜日

長野県

 2023年9月19日(火)     天気:晴れ


夏の終わり、ゴンドラ利用で簡単に行ける入笠山(ニュウカサヤマ)に行ってきました。
富士見駅に9時台に着く特急あずさに合わせて、富士見パノラマリゾートへの
無料送迎バスが運行されています。(4月中~11月中)
この日は連休明けの平日にもかかわらず、団体はじめ結構な数のハイカーがいらっしゃって
ました。

駅から10分ほどで富士見パノラマに到着。
ゴンドラに乗って、一気に1780mの頂上駅まで。

バス到着は10時10分くらいでしたが、チケット購入や団体のゴンドラ待ち等も有って
山頂駅スタートは10時45分くらいになってしまいました。
帰りは14時半にゴンドラに乗れば、バスに間に合うという事だったので
行動時間は4時間弱といったところでしょうか。

山頂駅正面から左方向に延びる林道を進み、入笠湿原を目指します。
標識に従って林道から左に進んで鹿避けの扉を過ぎれば
あっという間に入笠湿原です。
湿原にはまだまだ花が咲き乱れており、開放的な景色もあいまってテンションが
あがります(笑)。
マツムシソウ

ウメバチソウ

ツリガネニンジン

山彦荘を過ぎて、森の中の道を進んでいきます。

マムシグサの実。

シロヨメナでしょうか? 菊は種類が多くて良くわかりません。

登山口と言われるところに到着です。
この鹿よけのゲートを入ったところが花畑になっています。

アキノキリンソウ

コウゾリナ

ヤマハハコ

ヤマトリカブト

キキョウ

お花畑を過ぎると、登山道らしくなってきます。
途中、迂回コースと岩場コースの分岐があります。
自分は岩場コースを取りました。岩場とはいっても、ちょっと岩が有って段差のある程度で
まあ普通の登山道です。
特にものすごい鎖場が有るわけでは無いので、高度を稼ぐにはこちらの方が良いかもです。

途中、森林帯で苔生した所も有りました。

割と短い時間で、天井が抜けて広い山頂に到着です。
この日は林間学校の団体もいて賑やかな山頂でした。
平日にもかかわらず結構な数の登山者がいらっしゃいましたが、山頂は広く。
昼休憩する場所には困りませんでした。

山頂からは、ほぼ360度の展望が望めます。
北西には諏訪湖。

北側は霧ヶ峰方面から大きく八ヶ岳。

南アルプスから中央アルプスなども見られるのですが、生憎と2000mくらいから上は
すっぽりと雲に覆われて、いずれもはっきりとした山容は見る事は出来ませんでした。
晩秋あたりの空気の澄んだ時にでも来たら良く見えるかもしれません。
ゆっくりと昼食と休憩を取ってから来た道を戻りました。
時間の有る方は大阿原湿原の方まで足を延ばしても良いと思います。

帰りは入笠湿原から山野草公園方面に出る道をたどりました。
渡り蝶のアサギマダラ。 奇麗でした。


山野草公園では湿原で見た花々をはじめ、いろんな花咲いていました。
アサマフウロ。

フシグロセンノウ

サラシナショウマ。

アカバネシモツケソウ。

山野草公園をゆっくり堪能したつもりでしたが、まだまだ時間もあったので。
山頂カフェで気持ちの良い涼しい風を受けながらコーヒーを飲んで癒されました。

山頂では見る事が出来なかった富士山ですが、
帰りのゴンドラから見る事ができて、ちょっとラッキー。

下に降りてくると、雲に隠れていた八ヶ岳の稜線もはっきりと見えました。
お土産を買いながら時間をつぶして、帰りの送迎バスで富士見駅をめざしました。

富士見パノラマリゾートのHPですと山頂駅から入笠山山頂の往復で3時間くらいと
有ったのですが、割とゆっくり歩いて2時間ほどでしたので、
山頂往復と湿原を楽しむだけでしたら、この送迎バス利用で十分楽しむことが出来ると
思います。
ゴンドラ利用でしたのできつい登りもほとんど有りませんし、危険な所も無いので
初心者の方や家族連れにお勧めのコースです。
夏も終わりであまり期待していなかったのですが、様々な種類の花も見る事ができ
大満足な山行でした。