箱根 金時山（1212ｍ）

 2024年6月13日（木）　　　　　天気　曇り

久しぶりに箱根の外輪山、金時山に行ってきました。

金時山登山で一番楽であろうと思われる乙女峠からの出発です。

新宿からの箱根桃源台行きの高速バスを乙女峠バス停で下車。

トンネル手前左手に金時山に向かう登山道入り口があります。

満開のウツギの花が迎えてくれました。

コアジサイ

林道からいよいよ登山道に入ります。　

コゴメウツギでしょうか。

乙女峠まではこんな感じの石、岩がごろごろ転がった暗い森林帯の中の道です。

ヒトリシズカ。

箱根の外輪山の稜線上、乙女峠に到着しました。

ここには富士山を眺める展望台が有るのですが、

この日は曇り空でしたが、富士山はくっきりとみることが出来、

更に広がった雲海が御殿場市内を隠してそれは幻想的で美しい姿を見ることが出来ました。

これを見れただけでも来た甲斐が有ると思わせるほどの絶景でした。

乙女峠から右は丸山方面、今回は左、金時山を目指します。

盛りは過ぎていますが、ハコネウツギがちらほらと。

ツツジはまだまだ盛りのようです。

長尾山に到着。展望は有りませんが、大きく開けて気持ちの良い所です。

可憐なキンポウゲの花。

途中、三国山、御正体山方面も奇麗に見えました。

乙女峠ではガスって見ることが出来なかった大涌谷、早雲山と芦ノ湖も

良く見えました。

ニガナの花。

長尾山から下って登って、下って登れば金時山に到着です。

少し雲行きが悪くなってきましたが、雨も無く、ダイナミックな展望も見られました。

金時茶屋はお休みだったので、金太郎茶屋でシメジ汁を頂きながらおにぎりを食べて

昼休憩しました。

人気の山ですから、平日にも関わらず次から次へと登山者が上がってきます。

ゆっくり休んだ後、仙石原方面に向かって下山しました。

まだまだ満開のヤマツツジ。

途中開けたところで

シモツケ

ノイバラ

ウツギの花。

箱根外輪山らしいハコネダケに囲まれた登山道。

途中、金時神社方面の下りを見送って、年末の明神ヶ岳の下りに使った矢倉沢峠経由で

仙谷原を目指しました。

年末の時は滑りやすい土の道で苦労したのですが、こちらはメジャーなコースの為か

階段状に整備されており、とても歩きやすかったです。

矢倉沢の分岐に到着、仙石原まではあとわずか。

この日は帰りも高速バスで帰るつもりでしたので、

仙石原案内所バス停まで歩き、バス待ちの間に近くの

【箱根仙石原温泉 万寿屋旅館】でお風呂を頂いてから帰りました。

地元の方であろう先客がいたのですが、ご厚意で先に入らせていただけました。

小さな旅館ですが、かけ流しの温泉は温度もちょうどで気持ち良かったです。

大きいホテル、旅館は循環の所が多いので、小さな旅館を利用する事が多いです。

金時山を訪れるのは12年振りでした。

当初は晴れの予報が厚く雲に覆われた曇りの天気になってしまい、

少々気分も落ち気味だったのですが、

予想に反した素晴らしい展望に心躍りました。

富士山の眺めはもう数えきれないほどなのですが、雲海も出て幻想的なこの日の

富士山はベスト10に入るすばらしさでした。

花々も多く咲いており素晴らしい一日になりました。

40年近く登っているので、二回目、三回目～となる山も多いのですが

それでもその度ごとに違う姿を見せてくれるので

季節を変えてかつて登った山にもこれからも登ろうと思います。

コースタイム

乙女峠バス停 9:19 → 乙女峠 10:02 → 長尾山 10:33 → 金時山山頂 11:15～11:50

→ 矢倉沢峠 12:26 → 金時山登山口 12:42

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