シダンゴ山(757.9m)・宮地山(512.1m)

2018年2月19日月曜日

神奈川県

2018年2月13日(火)     天気 晴れ



冬場は足元を気にしないですみますのでここ数年は丹沢を訪れています。
ヒル恐怖症です(笑。
今回は有名なシダンゴ山へ行ってきました。
奇妙な山の名は昔居住していた仙人の名『シダゴン』から来たようです。
コースについては松田町のHPに紹介されていますので参考にすると良いと思います。

小田急線の新松田駅から寄行きのバスに乗り田代向のバス停で下車。

ちょっと戻って橋を渡れば以前高松山に登った時の分岐です。
今回は右に進路を取ります。
割と急な舗装路をどんどん登って行きます。
お茶畑の向こうにバス停です。だいぶ上がってきました。

脇道に目もくれず登り詰めれば林道の終点に登山口です。
ヤマビルの看板が可愛らしいですね(笑。

丹沢というと割と整備された階段の道が多いのですが、宮地山まではそういう事もなく、
雑木が多いので葉も落ちて降り注ぐ冬の日差しが暖かい
穏やかで気持ちの良い登りでした。

大きく開けるとシダンゴ山への標識が現れますが、その前にちょっと先の宮地山の山頂へ
壊れた鹿よけ?イノシシよけ?の柵の手前に山頂の標識がありました。
あまり風情は良くないですね。
前面は大きく開けています。気持ちの良い広場です。
樹々が多い為、冬場は葉が落ちて展望も利きますが、春から秋にかけては
難しいと思います。

ちょっと休憩を取ってから先ほどの標識まで戻ってシダンゴ山方面に足を進めました。
寄の管理センターに向かう道を右に見送って進みます。

右手に丹沢の主稜線も見えてきました。
先ほどまでは暖かい日差しを浴びて、ちょっと汗ばむくらいの陽気だったのですが、
林道の出会いまでは北側のせいか時折凍りつきそうな冷たい風が吹いてきて
まあ顔がきつかったです。

大きな送電線の鉄塔が現れると林道と出会います。
開けて展望が有り、ベンチも置いてあって休憩に最適な場所です。
ここからは林道を登って行きます。
林道の終点でそのまま登山道です。
割と苦も無く登って、稜線上に到着です。
右に進んでいくのですが、ここから山頂までは急登です。

先に馬酔木が見えて明るくなって来ればもう山頂です。

山頂に到着です。
低めの馬酔木の木に囲まれた山頂では、ほぼ360度の大展望が待っていました。
北側から東にかけて丹沢の主稜線が大きくひろがります。
雪をかぶったそれは、とても1500m前後の山々には見えません。
向かいに檜岳と雨山。奥に蛭ヶ岳から鍋割山、塔ノ岳と長く表尾根。
秦野市とその先に相模湾。
冬場で空気も澄んでいるため綺麗にみることが出来ました。

割と人気の山なので人も多いかなと思っていたのですが着いた時はまだどなたも
いらっしゃらなくて静かな山頂を堪能することが出来ました。
西方面、高松山、大野山でしょうか。

有名な片富士は育った木が邪魔してあまり良く見ることはできませんでしたが、
まあ仕方ありませんね。
見られただけ良しとしましょう。
昼食を取った後、寄に向けて下山開始です。

植林の林の中を下って行きます。
さほど急な所もなく歩きやすい道です。
舗装された農道との分岐にでたら標識に従って右手に進みます。


イノシシよけの扉を過ぎれば眼下に寄の町並みです。
ここまで割とあっという間でした。
ここからはもう舗装路になります。のんびりと茶畑と柚子畑の中を下って行きます。

蠟梅のシーズン真っ盛りでとても良い香りがただよっていました。
寄の管理センターです。バス停はこの建物の前になります。
ちょうど蠟梅祭りをやっていた為、帰りのバスは満員でした。
高齢の方が多かったので駅までは頑張って立っていました(笑。

寄からの往復で行かれる方が多いようなのですが、
寄側は暗めの植林の中を歩くことが多いので、
紅葉から新緑までのシーズンはぜひとも宮地山経由で登られる事をお勧めします。
穏やかで気持ちの良い道が続きますから。

木が伸びて片富士が良く見られなくなったのは残念でしたが
雪をかぶった丹沢の山々と相模湾の大展望は素晴らしかったです。


コースタイム
田代向バス停 9:30 → 登山口 9:58 → 宮地山 10:20 → シダンゴ山 11:28~12:00 →
分岐 12:25 → 寄バス停 13:00



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