観音山(698m)

2018年3月20日火曜日

埼玉県

2018年3月15日(木)      天気:晴れ時々曇り


秩父札所の31番観音院の後方にそびえる岩峰、観音山に行ってきました。


観音院までは西武秩父駅からバスで栗尾バス停まで行き、そこから歩きになります。


綺麗になった西武秩父駅。
栗尾行きは1時間に1本程度は出ています。

バスに揺られて50分ほど、終点の栗尾バス停です。
酒屋が一軒あるだけの静かな終点でした。ここから酒屋右手の道に入り観音院をめざします。約40分ほどの歩きになりますが、途中途中で気分転換になるものも多く、割と楽しい散歩です。

小さな牧場がありました。牛は牛舎でしたが、
道脇にヤギがいて中に元気な可愛い子ヤギが一匹いました。

梅が盛りであちらこちらで紅白満開でした。

風情のあるお寺。

トンネルの手前に水子地蔵で有名な地蔵寺があります。
さすがにちょっと撮影はしませんでしたが、壮観でした。
観音山トンネルです。ここを抜ければ観音院は間もなくです。

観音院に到着。日本一の石作りの仁王像が鎮座する山門からスタートです。

結構急な石段を登って行きます。割と長くてしんどいです(笑。

石段を登りきると右手、大きな断崖に囲まれるように本堂があります。
本堂の左手には落差60m以上の【聖浄の滝】、
水量は少ないですが良い音を奏でていました。

お参りの後、本堂右手奥へ進んで行き、東奥の院を目指します。
途中、本堂左手の断崖中腹に祀られている弘法大師像等が見えました。
こちらは参拝できるようなのですが。自分らが行った時はロープが張られて
参道に入れないようになっていました。

東奥の院から見た西奥の院です。現在は崩落等で立ち入り禁止になっています。


一旦東奥の院の分岐まで戻って観音山を目指します。
段差のきつい木の階段が続き、歩幅のリズムが乱れて割としんどいです。

水子地蔵寺との分岐。この道があるのは知りませんでした。
後で調べたところ、大分やぶ気味らしいようです。
まあ観音院のお詣りも考えたらこのコースで良いと思います。


植林された林の中を歩いていくと牛首峠への分岐につきます。
ここから右手に山頂を目指し、また戻ってくることになります。

綺麗に手の入った植林の斜面を登って行きます。
空が見えてきました。稜線までは間もなくです。

稜線上に到着です。
向こう側には西秩父湖(合角ダム)がありました。
ここから左にちょっと進めば、もう山頂です。


山頂に到着です。芽吹き前ですので邪魔になるものも少なく、展望が広がります。

西側は白石山の向こうに両神山、白石山の稜線続き奥に二子山。

父不見山と御荷鉾山。

下に西秩父湖

四阿屋山、雲取山方面。

誰もいない山頂でゆっくりお昼休憩をとった後、牛首峠を目指しました。
先ほどの分岐まで戻り、先ずは日尾城址跡を!
日差しも射して暖かい気持ちの良い道です。先ほどまでと異なり、広葉樹の多い道です。

突如現れた、このコース唯一の難所。
9mほどの鎖場での下りになります。
右側は切れ落ちているし、割と急で大変そうなのですが。
足がかりも多く、注意すればさほど危険はありません。

途中から振り返って観音山です。

牛首峠への道を左に見送ってとりあえず日尾城址跡へ
目の前、ほんの一登りです。


上杉、北条、武田と戦国時代の勢力争いの中にあった山城です。
山頂部の主郭部分は木々に囲まれ展望はほとんどありませんが開けています。

先ほどの分岐まで戻って、牛首峠へ。
途中大きな岩に遭遇しますが、道はその左に続き階段を降りるとぱっくりと割れた
牛首峠です。まるで人口的に作ったような感じですが、天然のようです。

ちょっと離れて見てみると、右手の大きな岩が胴体、左の岩が牛の頭部にも見えなくは
ありません。
峠を過ぎれば、あとはもう下るのみ。
谷間の薄暗い道をどんどん降りて行けば、やがて沢と合流します。

岩山らしく清流が岩盤の上をなめるように流れていてとても綺麗でした。

清流を眺めながら降りてゆけば、やがて観音院の駐車場に到着です。
あとは来た時と同じ道をゆっくり下って行くだけです。
バス便も一時間に1~2本ありますので焦る必要はありません。

観音院までの舗装路の往復をのぞけば休憩をいれても3時間ほど、

展望も良く、観音院や城跡など見どころも多いので楽しい山歩きでした。
舗装路の往復も退屈することはありません。


コースタイム

栗尾バス停 9:20 → 観音院駐車場 10:07 → 牛首峠分岐 10:49 → 山頂 11:20~12:00
→ 日尾城址 12:44 → 牛首峠 12:51 → 観音院駐車場 13:15 → 栗尾バス停 13:55




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