御嶽山 ミタケサン(344m)

2018年1月22日月曜日

埼玉県

2018年1月18日(木)     天気 晴れ

御嶽山(ミタケサン)と言えば真っ先に浮かぶのは木曽の御嶽山(オンタケサン)や
青梅の御岳山だと思いますが、
今回のは埼玉県神川町に有る埼玉県最北の山になります。

毎年、新年一発目はおめでたい登山という事なので、
今回は山麓に由緒ある金鑚神社があることが決め手になりました(笑)。
JR高崎線の本庄駅から朝日バスの神泉総合支所行きに乗って約30分ほど
新宿のバス停で下車。
バス停からいったん来た方向に戻り交差点を金鑚神社に進みます。
(大きな看板があります)
大型ダンプが良く通る道をすすんで行けばやがて大きな鳥居が見えてきます。
立派な綺麗な参道で、いかにも由緒ある神社の雰囲気です。

拝殿に向かう前にせっかくなので案内に従って重要文化財の多宝塔を見ることに。

再びすぐ下の参道に戻り、拝殿を目指します。
社殿背後の御室山(御室ヶ嶽)を神体山とするため、社殿には本殿は有りません。
拝殿のみの形を残すのは日本に三社のみという事で、
以前訪れた諏訪大社、そして去年奈良の大神神社を参拝していたので
なにか良い年の始まりと勝手に思いました(笑)。
拝殿にて参拝ののち拝殿前を左手の方へ進んでいきます。
ちなみにこの日は昇殿されていた一組を除いて、私たちだけでしたの
静かな境内でしたが、初詣の名残で八列で進んでくださいと看板が有ったので、
かなりの参拝客が有ったと想像できます。


案内に従ってしばらく進みと蓮池の分岐です。
右手、鏡岩方面へ登って行きます。
そこかしこに置かれた句碑を見ながら整備された階段を登って行きます。
土砂の流失防止でしょうか、水苔のようなものが敷かれておりフカフカで気持ちの良い
道です。
やがて左手に大きく鏡岩が現れます。
最初はただの岩にしか思えないのですが、
左手に上がってから見るとなるほどツルツルの鏡岩です。
鏡岩を過ぎると岩山展望と御嶽山の稜線の鞍部です。
ここまでアッという間でした。というか、もう着いたの?
先ずは岩山展望の方へ


祠の前は展望は無いものの開けて明るく東屋もあるので休憩に最適です。
ここから左が弁慶穴、右が岩山の展望です。(普通に周回できます。)
左から廻って行くことにしました。
弁慶穴です。名の由来はあまりはっきりしません。
ここからさらに先へ、少し道は細くなりますが問題ありません。

一気に空が広がって岩山の展望です。
祠の奥にはしめ縄が張られた大きな岩が。
実に良い眺めでした。冬場は見通しが効いて良いですね。
案内盤にある通り、ゆきをかぶった浅間山から榛名、赤城、日光の山々まで
見ることができました。

反対側にも良い展望が広がります。
何かの施設の奥にちょこんと武甲山が頭だけ出しています。


両神山と甲武信ヶ岳。左手には大きく城峯山。
見飽きることのない展望です。

十分展望を堪能した後、御嶽山頂へ向かいます。
かつてあった回峰業場のなごりで数多くの石仏がこのあたりには残っています。

ちょっと一登りで山頂に到着です。


城郭址でもある山頂は広いですが、木々に囲まれ見通しは利きません。
山頂から渡瀬コースの登山口に出るコースもあるのですが、
出だしの踏み跡があまり良くなかったので先ほどの鞍部まで戻り下山する事にしました。

途中で渡瀬コースに行く道もあったようなのですが、気が付かず
結局は金鑚神社との分岐まで降りてしまいました。
分岐から右手、ゴルフ場方面に進んで下山しました。
少し林道を多めに歩くことになりましたが、まあそんなに時間はかかりません。

下山後道なりにすすんで行くと正面に日帰り温泉施設【白寿の湯】です。
バスまで時間も十分あるので温泉でゆっくりしました。
塩化物強塩泉の良いお風呂でした。休憩室もいろいろと趣がありのんびりと過ごすことが出来ます。近所にあったら長居しそうな日帰り温泉です。

のんびりと過ごした後、バスで本庄に向かいました。
バス停の向かいの園地に蠟梅が咲いていました。とても良い香りです。
バス停は温泉施設すぐ横のコンビニの後ろの道路に有ります。
1時間に1本ほどは出ています。

ゆっくり登って降りて、アッという間の2時間。
もうちょっとかかると思っていたのですが・・・・。
山登り自体はちょっと時間が短くて不完全燃焼でしたが、
観光的には色々と見るものも多く、展望台からの景色も最高でした。
最後の温泉も気持ちよかったので、正月明けの一発目としては丁度良かったかもしれません。


コースタイム
新宿バス停 9:26 → 神社入口 9:44 → 蓮池の分岐 10:03 → 岩山展望 10:20 →
山頂 10:42 → 白寿の湯 11:25