岩戸山(734m)

2019年3月23日土曜日

静岡県

2019年3月19日(火)    天気 晴れ

熱海の裏山といった感じの岩戸山へ行ってきました。

十国峠からの往復や姫野沢公園との周遊コースがメジャーなようですが
今回は湯河原から岩戸山を経て十国峠(日金山)まで行くコース取りとしました。
ほぼ0mに近い河口から十国峠770mまでを登ることになります。

コース自体は3時間半~4時間ほどのコースなので9時に湯河原の駅に集合しました。
久しぶりの湯河原駅。幕山以来です。

駅前正面の階段を下りてまっすぐ千歳川を目指します。
川にぶち当たったら左手河口方向へ。

 河口すぐ近くの千歳橋を渡ります。
ここから登るわけですから、ほぼ標高通りを登る事になります。

橋を渡ったらすぐ右手、真ん中の簡易舗装の道をひたすら登って行きます。

カジイチゴの花は道路際にいっぱい咲いていました。

出だしから急こう配の坂道です。右手眼下に湯河原の街が見えてきました。
兎に角、途中分岐がいくつか現れますが、ひたすら簡易舗装の道を進みます。
わかりづらい所は一か所。脇の壁に赤ペンキで印が有りました。


 ミカン畑越しに相模湾。初島とその先に大島が見えてきました。
湯河原の街の花はミカンだそうで。いっぱい実っていました。
ついばむ鳥の鳴き声で賑やかな春の日です。

登り詰めて行くといつしか簡易舗装の道から山道に変わります。
千歳橋から目指す人は少ないのか、あまりというかほとんど標識はありません。
踏み跡ははっきりしていますが、夏が近くなると下草が結構すごそうです。
 熱海市の貯水施設に出たらここを右手に進んでいきます。
右手の展望はほとんど有りませんが、時折左手に相模湾が顔を出します。
やがて道が広くなり、いったん舗装路に出ます。
右手に綺麗なペンション【プリンス】を見つつ進めば七尾峠です。
七尾峠での分岐になります。
まっすぐ進めば湯河原方面。
古いガイドブック等ではここから左手の山道に入ると記載されているのですが、
現在は無いようです。
ちょっと山道を探して時間を少しロスしてしまいました。
熱海市の標識に従い左手の道路をひたすらに、伊藤忠商事の保養施設まで歩いていきます。道路は行きどまりになり、その先に岩戸山への登山口があります。
雑木の中の穏やかな道です。
何時しか箱根らしい両脇が竹の道に変わっていきます。
箱根の外輪山越しに富士山が見えたら山頂はもう間もなくです。


着いた岩戸山の山頂は小さく、南側が開けて展望が広がります。
眼下に熱海の街とそこから伸びて行く伊豆半島、初島と素晴らしい景色です。
山頂で昼食をと思っていたのですが、ここへきて北側方面から寒風は吹いてきたので
風を防げるところまで移動しました。
十国峠まではこんな感じの道が続きます。
途中JRの送電線の鉄塔監視用脇道で風が防げたので、そこで昼食を取りました。

開けた分岐に到着です。
湯河原からの道では全然登山客に会わなかったのですが、
ここでは多くの登山者が休憩を取っていました。
ここから開けた石仏の道を下りて行く方も多いようです。

日金山東光寺が近づいてくると石仏が多く見られるようになります。
読経が大きく聞こえて来れば、東光寺です。
お参りをした後、本堂左の道を進んで行き、十国峠を目指します。

ケーブルカーの山頂駅の建物が近づくにつれ、あたりは360度の大展望となります。
富士山の眺めも良いのですが、
何より伊豆半島を真ん中に左手に相模湾、右手に駿河湾の展望のすばらしさは
本当もう凄いです。これを見るだけでも価値が有りますよ。
ここまで海岸際から歩いて登ってきただけに感動もひとしおです。
沼津市の沼津アルプスが見えます。今度行ってみましょうかね。
展望を十分楽しんで今回の山行は終了です。

 
十国峠から下までは歩いて降りてもさして時間のかからない距離なのですが、
せっかくなのでケーブルカーを使っておりました。
とても古い車両で昭和34年製。
私よりも年を取っていました。(笑  
大事に使われているんですね、まだまだ頑張ってほしいものです。
下のレストハウスでバスを待って、熱海駅まで戻りました。
前回、かなわなかった温泉は今回はちゃんと堪能しましたよ(笑

海から山頂まで登るコースですが、ゆっくり登って行く感じで特にきついと感じる所は
有りませんでした。
七尾峠からの舗装路歩きがちょっと残念な感じですが、最後の十国峠のすばらしさで
帳消しとしましょう。
十国峠は是非とも最後に訪れてください。
360度の大展望は見る価値大です。


コースタイム
湯河原駅9:00 → 千歳橋 9:15 → 七尾峠 10:30 → 岩戸山山頂 11:55 → 途中で昼休憩、
十国峠 13:00





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