毛無山(1500m) 十二ヶ岳(1683m)

2013年11月17日日曜日

山梨県

2013年11月12日(火)     天気 晴れ時々曇り



秋の紅葉シーズンということで、去年同時期に行って良かった
富士五湖周辺に行ってきました。
今回は西湖沿岸に位置する毛無山と十二ヶ岳です。

今回も中央高速バスを使い河口湖駅まで。
9時台の西湖方面行きのレトロバスを使い毛無山登山口バス停で降ります。

バス停は文化洞トンネルの手前に有り、
登山口はトンネルの左側、駐車場の奥にあります。

登り始めてほどなくすると足和田方面からの道と合流します。
右に折れてしばらく行くと開けた場所に出ます。
ここからは登って登って、とにかく急登が続きます。
きつい登りで息が上がります。
真っ赤は少ないですが、黄色、茶色、緑色、そして青空。
自然の色彩のコントラストが和ませてくれました。
やがて目の前、木立越しに毛無山から十二ヶ岳にかけての山並みが壁のように見えてきます。
急登が多いですが、途中穏やかなところも有ります。
すでに冬の眠りに入り始めていて、とても静かでした。
落ち葉を踏みしめるザッザッという音と自分の息しか耳に入りません。
やがて笹やカヤトなど植生が変わってくると山頂も間近になります。
ほどなく右手がかやとに覆われた斜面になり、急に大きく展望が広がります。
富士山を中心にした大パノマラです。
山頂からの眺めも良いのですが、自分はここからの方が広がり感がすばらしいと感じました。
是非十分堪能してください。
ここからちょっと登ればもう山頂です。



毛無山山頂です。
山頂は割と広めでゆっくり休憩できます。
眺めは大変良いので初心者の方はこの山の往復だけでも十分楽しめると思います。
山頂で休憩を少し取ってから十二ヶ岳方面へ向かいました。
えっこれが と思わせるものもありますが(笑 
一ヶ岳から順番に標識があります。実際ピークは5つくらいでしょうか

十一ヶ岳までは多少岩場もあるものの
大したことはありません
どちらかというと7~8 10~11にかけての登りが一山登った後の身体にはきつかったです。
途中で眺められた十二ヶ岳と西湖の展望です。
派手な色ではありませんが、山肌に見られる紅葉がとても綺麗です。

十一ヶ岳から十二が岳にかけての岩場が本格的になります。
下りはロープもあり手掛かり足掛かりも多々あるのでさほど苦労しません。
途中眺めたキレットをはさんで向かい側の登りが垂直に近い岸壁に見られて
登れるのだろうかと言う気になります。


下部キレットにかかる吊り橋です。
揺れとかはさほどきにならないのですが、
金属製の板が滑りやすそうでちょっとドキドキします。(個人的にはそれが楽しいのですが)
渡りきるとすぐに岩場の登りがスタートです。
対岸から見た時は凄いと思ったのですが実際はさほどではありませんでした。
3点支持で割りとすたすた登れます。
どちらかというと、ここも登りが長いので疲れました。

途中見た河口湖、三つ峠、本社が丸、方面の展望。

山頂手前で桑留尾方面への分岐があります。山頂へ行ってからまたここまで戻ることに
なりますが、山頂まではほんの少しの距離です。
十二ヶ岳山頂からの西湖の眺めです。
富士山の全体像は拝めませんでしたがとてもすばらしい眺めです。
山頂はそれほど広くも無く、2グループほど居て手狭な為、分岐まで戻り昼食をとりました。
見晴は良くは有りませんが、開けていてゆっくり出来る場所でした。
休憩後、西湖に向けて下山です。
下山途中 青木ヶ原、本栖湖方面の眺め。
雲間から日差しが射し、幻想的な風景です。
出だしと最後は急な下りですが、途中は穏やかなブナの林等もあり
紅葉を楽しみながらの下山です。
下山口すぐそばに『いずみの湯』があります。
周辺は紅葉が見頃で山中と異なり、もみじの紅がとても見事でした。
こちらでお風呂をいただき、バスで河口湖駅まで戻りました。
『いずみの湯』周辺には通常の路線バス(桑留尾バス停)とレトロバス(十二ヶ岳登山口バス停)の
2箇所があります。
30分ほど時間のずれがありますのでさほど待たずに済みます。


去年訪れた黒岳に比べると彩りは今一つでしたし、富士山も一度も顔を見せませんでしたが、
西湖沿岸を含め日差しがあたると山肌が赤黄色に燃えあがり
それはそれは綺麗な眺めでした。

トータル時間は短いものの
登り降りの繰り返しでかなりタフな山でした。


コースタイム
毛無山登山口バス停9:45 → 毛無山山頂11:10~11:20 → 
十二ヶ岳山頂 12:50~13:10 → いずみの湯14:25








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