奥武蔵 大霧山(766.3m)

2013年11月25日月曜日

埼玉県

2013年11月21日(木)       天気 晴れ


紅葉前線もずいぶん降りてきました。
秋晴れの一日、久しぶりに奥武蔵の大霧山を訪れました。

9時台の小川町駅発、皆谷行きバスに合わせて池袋を出発しました。

橋場バス停を降り、バス停から橋を渡って向かいの道を上がっていくと
やがて左手が大きく開けて、赤黄色に染まった山々が目に飛び込んできます。
すぐ右手に登山道の入口があります。
この登山道にはいっても、この先また車道と合流するのですが、時間的に短縮になりますし、
何より気分的に良いので見逃さないよう気をつけてください。
途中の無人売店では季節物の『ゆず』や『ぎんなん』が売られていました。
買いたかったのですが荷物になるので諦めました。
『鬼ゆず』直径15cmほどありました、こんな大きい物があるのですね。
途中、見事に色づいた木々を眺めながら山道、車道を繰り返し、粥新田(カユニタ)峠を目指します
休憩舎が立つ粥新田峠で車道は終わりです。
右手は二本木峠方面、左手の山道に入ります。
最初はちょっと急登もありますが、さほどきつくも無い山道です。
最後の急登を登りきれば、目の前に広大な展望が広がります。

この日は本当に遠望が利き、展望案内板に書かれた名だたる山々を眺める事が出来ました。
左は秩父の盟主、武甲山からスタートし、雲取山に甲武信岳。
正面に両神山と二子山、両神山の左奥に八ヶ岳の赤岳。そして上州の御荷鉾山。
浅間山に草津白根山。そして榛名の山々。
赤城山と日光連山などなど。低山とは思えないすばらしい展望です。
画像には出てませんが、更に右手奥に入ると木々の間から筑波山も見て取れました。
山頂には真弓の木が実をいっぱいつけており、鳥がついばみに来ていました。
以前訪れた時は山頂に人がいっぱいで、遠望もさほど利かず、あまり印象に残る山では
無かったのですが、今回はあまり人も居らず、
山頂で展望を楽しみながらゆっくり過ごすことが出来ました。
良く登りに来られてる人によると、寒くなると訪れる登山客もだいぶ少なくなるそうです。

休憩後、山頂から定峰峠方面に向かいます。
秩父高原牧場を挟んで共に比企三山である笠山、堂平山が眺められます。
旧定峰峠の分岐になります。
当初は定峰峠を経て白石車庫に下山予定だったのですが、14時のバスがぎりぎりになりそうだった為(その後は1時間半待ち)、
予定を変更してここから経塚のバス停に下山することにしました。
いったん林道に出ますがすぐにまた普通の登山道に戻ります。
とても歩き易い穏やかな道で時折、綺麗な紅葉が見られました。

下山口の経塚です。穏やかな里山の風景が広がっていました。
すぐのバス停から小川町まで戻り、駅近くの『花和楽の湯』でゆっくり湯につかってから帰りました。

紅葉に関してはさほど有名では無い奥武蔵ですが、それでも時折はっとさせられる
美しい色彩に多々出会うことが出来ましたし、
空気の乾燥した時期で、春夏には見られないすばらしい展望にも恵まれ、
短い行程ながらも充実感いっぱいの山行でした。
登山客も少なく、晩秋から冬にかけてお勧めの山です。



コースタイム
橋場バス停9:45 → 粥新田峠10:45 → 大霧山山頂11:25~12:05 →
旧定峰峠12:37 → 経塚バス停13:25






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