至仏山(2228m)

2013年10月12日土曜日

群馬県

2013年10月8日(火)     天気 晴れ


それはもう素晴らしい秋晴れの中、尾瀬の至仏山へ行ってきました。
燧ケ岳に登って以来になりますので、実に20年ぶりくらいになります。

電車、バスの利用で尾瀬に日帰りとなると、かなり時間的にタイトになるので、
今まで考えていなかったのですが、
水上温泉の組合が運行している『尾瀬ライナー』というものがあり、
それだと鳩待峠まで乗り換え無しで直接行くことが出来るのと
帰りの出発まで6時間あるので、なんとか至仏山まで往復コースで行けそうだと踏んで
行くことにしました。
(今回は細かくコース予定時間を決めて、時間的に無理そうなら途中で引き返す事にしました。)


早朝の新幹線で上毛高原まで行き、そこからバスになります。
鳩待峠には予定どうりの時間に到着。あたりはもう秋の雰囲気ですが
この日の気温はかなり高めでした。
至仏山登山口はメインの尾瀬ヶ原方面口の左手にあります。
多くの人は尾瀬ヶ原方面を目指し、こちらのコースを取る方はあまりいませんでした。

秋晴れの青空を背景に木々の色着きがすばらしいです。
紅葉を愛でながら登っていくと木々の間に燧ケ岳とアヤメ平が。
左手が大きく開けて日光方面の景色が目の前に広がります。


左手前方には笠ヶ岳。

やがて大きく右手が開け、目の前には尾瀬ヶ原と燧ケ岳のすばらしい景色が飛び込んできます。
前方にはこれから向かう至仏山方面の女性的なおだやかな山容




笠ヶ岳の分岐手前に広がるオヤマ沢田代です。
草紅葉と青空のコントラストがすばらしかったです。
笠ヶ岳との分岐です。ここから笠ヶ岳までは往復3時間半ほどです。
分岐を過ぎてしばらく登れば稜線上です。
ここから至仏山頂まで展望のコースです。

火山噴火でできた燧ケ岳と異なり、至仏山は岩石隆起によって出来た山です。
小至仏辺りから至仏山頂までは黒っぽい蛇紋岩といわれる岩石の露岩の道が続きます。
ちょうどブロンズのような感じでかなり滑りやすい岩です。
雨天時には更に滑りやすいと思われます。
今回のコースで注意が必要とされる唯一の点ではないかと思います。
小至仏山頂です。標高は2162m
小至仏山頂より 南西から北方面にかけてのパノマラです。
小至仏から至仏方面、見えてるのは至仏山の山頂ではありません。
山頂はまだまだ先です(笑
小至仏山から至仏山に向かう途中から眺めた
笠ヶ岳とその先の武尊山、更にその奥に富士山が見て取れます。

何度も『山頂だ~~~まだ先にある(泣』
というトラップを繰り返し、やっと山頂にたどり着きました。
至仏山頂です。 360度の展望ですばらしいとしか言えません。
ここで昼食を取りました。
尾瀬ヶ原を挟んで向かい側に燧ケ岳と会津駒ケ岳。
平ヶ岳、越後駒ケ岳、中ノ岳方面。
巻機山方面。
日光連山方面、日光白根山を正面に左に男体山、右に錫ヶ岳。
更に右手には皇海山も眺められました。


予想以上に時間に余裕が出来たので、景色をゆっくり堪能しながら下山することに・・・・・。
アヤメ平方面、今度行ってみたいですね。

今回は本当に去りがたい気持ちがいっぱいで、いつまでも眺めていたかったです。
天気に恵まれ、どこを切り取っても素晴らしい景色で、それはそれは最高な山行でした。
今年はもう無理ですが、来年あたりまた訪れて、
アヤメ平の往復なんかも良いかなと思いました。



当初歩行5時間の行程で考えていました。
そんなに急いだわけでは無いのですが、ガイドブック等のコースタイムよりは早く
進むことが出来ましたのでかなり時間に余裕が持てました。
平日であまり登山者が多く無かった為、コース上での待ち時間が
あまり無かったことも影響していると思います。
休日等ですと渋滞等の待ち時間も考えられますのでもうちょっとかかると思います。





コースタイム
鳩待峠10:10 → オヤマ沢田代11:26 → 小至仏山11:38 → 至仏山12:20~12:45 →
小至仏山13:21 → オヤマ沢田代13:45 → 鳩待峠15:00





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