御前山(厄王山 730m) 菊花山(644m)

2014年4月1日火曜日

山梨県

2014年3月27日(木)       天気 雨

関東近郊で御前山と言ったら、奥多摩のそれになると思うのですが、
今回訪れたのは中央線大月駅の近くに有る山です。

山岳地図にも載ってませんし、ガイドブックでもほとんど目にしたことの無い山で、
自分も最近までまったく知りませんでした。
九鬼山からの縦走コースの最後の地点になるようで、
他の方のブログで偶然目にした山です。

今回は大月駅から登り、菊花山を経由して大月駅に戻るコースを取りました。
大月駅前から菊花山。
昼過ぎから晴れから15時頃から雨の予報に変わり、駅に降り立った時には
すでに霧雨になっていましたが、
これ以上ひどくならない事を祈りつつスタートしました。

駅前から国道20号に出てから上野原方面に進んで行くと、バイパスにぶつかります。
向かい側の林道がコースの入口で、厄王山道の石碑が立っています。
綺麗な道標もありました。

林道を沢に沿って進んでいくと四合目の赤い鳥居が現れます。
ここから本格的な山道になります。

いつの雪でしょうか?
谷筋にはまだ多くの雪が残っていました。
今年の2月の雪は山梨県ではかなりの被害が出たそうで、前回の三峰山のような
登山道の荒れを危惧していましたが、特に問題は有りませんでした。
やがて登山道上にも雪が目立つようになりました。
ちょっと深いところもあり、足を取られたりもしましたが、前回ほど苦労する事も無く済みました。
ここを過ぎるとまた登山道も普通にもどりました。
尾根上に出るとコースの道標が。
名の通ったコースではありませんが、道標はきちんとしており、
登山道も程よく整備されています。
道標の先には赤い鳥居があります。なんか厳かな雰囲気です。
鳥居をくぐって登っていくと岩塊とその前に厄王権現の社が見えてきます。
生憎の悪天候でしたので、山行の無事をお願いして、更にその先に続く登山道を進みました。
御前山と九鬼山方面の分岐です。
御前山まで往復してまた戻ってきます。 往復の時間はさほどではありません。
御前山山頂の岩塊が見えてきました。
御前山山頂です。あまり広くはない岩の山頂で目の前はすぱっと切れ落ちています。
ガスって展望はまったく利きませんでした。
晴れていれば道志の山並みや富士山も眺められるそうです。
うっすらと見えた眼下の木々の濃さにすばらしい眺めが想像できます。
山頂から先ほどの分岐へ戻り、九鬼山方面へ足を進めました。
雨足はどんどんひどくなっていきます。
登山中の雨が好きという方はあまり居ないと思います。
自分も好きでは無いですが、レインスーツのフードにあたる雨音だけは耳に心地良く感じます。
菊花山分岐で九鬼山方面と別れ菊花山を目指します。
ここから山頂までの間に2回ほど大きく下っては登りがあり、
このコースでちょっとだけしんどい所でした。
途中、御前山方面。
ガスが風に流され幻想的な雰囲気を醸し出していました。
あちらこちらで黄色い花が咲いていました。アブラチャンでしょうか? 
菊花山山頂です。
眼下に大月市街が大きく広がります。 雲のせいで遠望は利きませんでしたが
晴れたときの眺望の良さは想像できました。
山頂に着いた時にちょうど20分程、雨が止んでくれたのでそそくさとお弁当を食べました(笑 
向かい側にメジャーなコースで何度も登った事のある岩殿山が・・・、
あと一月もすれば桜が満開になることでしょう。

西側の尾根筋に入れば、後は下山するだけです。
かなりの急斜面でしたし、雨で滑りやすかったですが危険な感じではありません。
眼下に大月市街を眺めつつどんどん下っていけばやがて小さな金刀比羅宮社が現れます。
ここまでくれば駅まではもうすぐです。

天気には恵まれず、眺望を堪能することは適いませんでしたが、
駅から至便で歩行時間に短い割りに展望も期待でき、かなり良い山だと思います。
また再訪の山が増えてしまいました。

コースタイム
大月駅9:30 → 4合目鳥居10:00 →厄王権現10:45 → 御前山山頂11:00 →
菊花山分岐11:30 → 菊花山山頂12:20~12:35 → 大月駅13:15





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