箱根 丸岳(1156m)

2014年8月24日日曜日

神奈川県

2014年8月21日(木)      天気 晴れ


山登り数回目の友人の希望で箱根は丸岳に行ってきました。

当初は日光の赤薙山の往復を考えていたのですが
生憎、前線が停滞して天候が不安定だった為、急遽の変更でした。

箱根近辺ですと標高も低い為、真夏の時期に進んで登る地域ではないのですが
富士山と芦ノ湖の雄大な景色を期待して行ってきました。


金時山に行った時と同じく乙女峠バス停から登り始める為、
新宿駅から小田急の高速バスを利用しました。
前回より30分遅い8:30のバスに乗ったのですが、30分違うだけで渋滞にはまってしまい
夏休み中の混雑もあって現地到着は40分遅れになってしまいました。
早めの出発をお勧めしますww。


乙女峠に向かう道は樹林帯の中、木々が日差しを遮り思っていたほど暑くはありませんでした。
整備された道を行けば、30分ほどで乙女峠です。
展望台からは残念ながら富士山の眺めを見る事は出来ませんでした。
シーズンでしたら金時山に向かう登山者で賑やかな峠もこの日はお一人居ただけでした。
ここから右に丸岳方面を目指します。
稜線上の道は広く、整備されとても気持ち良く歩くことが出来ます。
途中木々の間に仙石原方面の景観を望みつつ多少のアップダウンを経て電波塔の元に出ます。
頂上手前、電波塔の所で富士山を見る事ができます。頂上では拝めません。
なんとか頭だけは出してくれました。
この後は終始、雲に隠れてしまってこれがこの日一番のベストショットです。


電波塔の先すぐが丸岳山頂です。
山頂より芦ノ湖方面。
正面に神山と大涌谷。
明神ヶ岳と明星ヶ岳。さらに左手には金時山と大展望です。
背後は笹が背が高く、展望は望めませんでした。
この日は芦ノ湖の先が雲で覆われ、シーズンの観光船が行き来して、
まるで静かな入り江を眺めているような感じでした。
ちょっと日差しはきつかったですが、誰もいない山頂で昼休憩をとりました。

山頂から長尾峠への道は展望に恵まれ、開放的で歩きやすい道で
とにかく歩いていて楽しかったです。
このコースのメインともいえるところかもしれません。
長尾峠で仙石原方面の道をやり過ごし、さらに進んでいきます。

樹林帯の道では苔がそれは見事で美しかった。
箱根らしいハコネダケに囲まれた道。 幻想的です。


芦ノ湖展望公園の手前で登山道整備で下草等を伐採している方々に出会いました。
この方々のおかげて真夏の時期に快適な歩行が出来る訳で、
案の定その先に進むと、ハコネダケやら何やら下草で登山道も覆われ始め、
草をかき分けながら進む事に。
自分は慣れてはいるのですが、同行者は初めてなもので、
ちょっと時間はかかりますが、途中箱根スカイラインに出会った所から展望公園を目指して
舗装路を歩きました。
シーズン中は整備されていて問題無いと思います。

スカイライン途中からの芦ノ湖展望公園。
展望公園からは眼前に大きく芦ノ湖を眺める事が出来ます。
ここからちょっと長尾峠方面に戻ったところに湖尻水門へ降りる登山道があります。
登山道を来なかったので公園でちょっと迷ってしまいましたwww。

湖尻水門まで降り、芦ノ湖沿いに進んでゆけば桃源台のバスターミナルです。
バスターミナルからは湯本方面のバスも新宿行きの高速バスも出ていますし、
ロープウェイや観光船も有りますから、時間が有れば帰りがてら箱根観光しても良いと思います。

下山後、箱根湯本の『箱根湯寮』でお風呂を頂き帰りました。
ここの展望露天風呂は気持ち良いですよ。
お湯もさほど熱くも無く、のんびりゆっくりすごせます。
湯本駅前から頻繁に送迎バスが出ていますし、すぐ近くなのでお勧めです。


丸岳、長尾峠方面は途中から箱根スカイラインが横に走っている為、興ざめするのでは無いかと
思い避けていたコースなのですが、あまり道路とかち合う事も無く、
それどころか素晴らしい展望と開放的な稜線上の登山道はとても素晴らしく
箱根らしい自然を感じられます。
夏の暑い日差しは有りましたが、芦ノ湖から上がってくる風が涼しく気持ち良い山行でした。

新緑や紅葉のシーズンは最高だと思います。
金時山コースより自分は良いと思います。



コースタイム 
乙女峠バス停11:15 → 乙女峠11:48 → 丸岳山頂12:30~13:00 → 長尾峠13:40 →
芦ノ湖展望公園14:37 → 湖尻水門15:18




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