笠ヶ岳(2057.5m)

2014年9月19日金曜日

群馬県

2014年9月16日(火)       天気 曇り時々晴れ


約一年ぶりに尾瀬に行ってきました。
前回は至仏山でしたが今回はその横に鎮座する笠ヶ岳を目指しました。

前回と同じ交通機関ですと現地での時間が足りないので、
前日夜発の夜行バス日帰りツアーを利用しました。
(参考までにビックホリデーの尾瀬ツアーです)

池袋23:00発、鳩待峠にはゲートが開いてすぐ5:10には到着です。
出発の14:00過ぎまで十分な余裕があります。

朝を迎えた鳩待峠です。
9月半ばとは思えない冷え込みの中、さすがに人出はまだあまりありません。
ここで朝食を食べ、バスで固まった身体をゆっくりほぐしてから出発しました。

山ウルシでしょうか? すでに真っ赤になっています。

朝日に浮かび上がる稜線の墨色がとても綺麗です。しばし見とれてしまいました。

ナナカマド、アザミ、トリカブト、エゾリンドウ、 登山道には秋の花、実が多く見られました。

前回同様、右手が大きく開けて素晴らしい尾瀬ヶ原、燧ケ岳の展望が。
至仏山に朝日が当たり、とても美しい景色でした。

オヤマ沢田代は草紅葉に移る最中でした。
オヤマ沢田代の先に至仏山と笠ヶ岳の分岐があります。
ここから笠ヶ岳は途中展望の開けるところもありますが、常時開放的な至仏山へのそれとは
異なり、樹林帯のぬかるんだ道が多く足がとられました。


悪沢岳の標識を過ぎるとやがて大きく開け前方に小笠と笠ヶ岳が姿を現します。
生憎山頂は雲をかぶって見ることはできません。
小笠は頂上は踏まずそのまま左に巻くように進んでゆけば目の前に大きく笠ヶ岳です。
実に美しい山容です。


イワショウブ。

ウメバチソウ。

ミヤマコゴメグサ。

ツリガネニンジン。

湯の小屋との分岐周辺は御花畑でした。特にキンロバイの大きな群落が見事でした。



湯の小屋への分岐から岩場の急登を登れば笠ヶ岳山頂です。
冷たい風が吹く中、風をしのげる場所でゆっくり食事休憩をしました。
この日は下の方は晴れていましたが、名だたる山の山頂は雲に覆われ、
360度の展望は残念ながら拝めませんでした。

強い風で雲が流れ、時折姿を見せてくれた平ヶ岳方面。

ならまた湖と巻機山方面。

小笠と至仏山。

片藤沼と武尊山方面。

帰り、小笠と至仏山、若干雲がかかってますが綺麗な姿を見せてくれました。

武尊山は相変わらずの曇りですが、小笠と笠ヶ岳も綺麗に見られました。


前回と同様に最後の展望が開けた場所で尾瀬ヶ原と燧ケ岳にお別れです。

至仏山のすぐ横にあるにもかかわらず、オヤマ沢田代から山頂までの往復で
他の登山者には会う事もありませんでした。
至仏山とは違って、それはまた味わいのある綺麗な山でした。
静かな山行ができると思います。お勧めです。


以前、夜行バスでの登山をした時は足がむくんで、疲れがひどくあまり良い思い出が無かったので
敬遠していました。
実際2時間ごとの休憩で起こされますし、熟睡は出来なかったのですが
休憩ごとに身体を動かしていたせいかそれほど辛くはなかったです。
まあ睡眠は山小屋すし詰めと思えば同じようなもんだと思いますよww。
また利用しようと思います。


コースタイム
鳩待峠5:30 → オヤマ沢田代7:00 → 小笠7:50 → 笠ヶ岳山頂8:35~9:20 →
小笠10:10 → オヤマ沢田代11:10 → 鳩待峠12:30




登山・キャンプ ブログランキングへ