赤薙山(2010m)

2016年9月29日木曜日

栃木県

2016年9月25日(日)          天気 晴れのち曇り


今年は8月、9月と雨の多い日が続きましたね

予定していた山登りも中止となりました。
そんな中、晴れ間のでた先日、山に行きたいという友人の誘いで
日光は赤薙山へ行ってきました。


まだ9月で気温も高い事もあり、それほど厳しくない割りには標高が高いと言う事で

選びました。
スタートは以前スキー場の有った霧降高原。
東武日光駅からはバスで30分ほどです。

この山に登るのは2回目、以前来た時は小丸山まではリフトで楽して登ったのですが、

現在は観光リフトも撤去され、天空回廊という階段がリフト跡に設置されています。
今回はこの天空回廊を使って登り、余裕が有ったら小丸山から丸山を回って下山する事と
しました。

霧降高原バス停を降りたところすぐから始まる天空回廊は高低差は240m、階段の数は1445段、

こんな感じです。


正直、甘く見ていました(笑
もともと階段は歩幅が決められるので好きではなく苦手です。結構堪えました。

途中、右手に見える丸山や後ろを振り返って広がる展望に
慰められながらヒイヒイ登っていけば、小丸山の展望台です。
ここまでは頑張って登ってきた観光客や丸山から来てここから降りる登山客の方で
割と人がいました。

展望台あたりからは眼下に広がる霧降高原、高原山といった那須塩原方面の山や以前登った古賀志山など鹿沼方面の山々、広々とした関東平野に筑波山など見飽きる事の無い展望が広がります。
小丸山の展望台から見晴らしの良い笹原の尾根筋を登って焼石金剛を目指します。

下は晴れていましたが、上の方はすでに雲に覆われていたので
展望は期待できないと思っていました。
案の定、焼石金剛に着いた時は白くガスに覆われ、大展望を拝むことはかないませんでした。


それでも白いガスと笹原の濃い緑のコントラストが幻想的でとても綺麗でした。
山頂に近づくと、それまでの開放的な道からコメツガ等の森の中を歩きます。 

長い雨が上がった後のせいでしょうか、森の中は針葉樹林の豊かで透き通った香で満ち溢れ
何度も鼻から深く呼吸をしました。
やはり天然の香は奥行が違います。


足元には豊かな苔が満ちていました。
豊かな香と鮮やかなコケの緑に癒されつつ、登りが緩やかになってくると山頂は間もなくです。


赤薙山山頂です。
山頂は木々に囲まれ、隙間くらいからしか展望が望めません。

小さな赤薙山神社が鎮座しています。
二荒山神社の摂社になります。
登山の安全をお願いしてから、狭い山頂ですので、とりあえず昼食を取る為、
開けた焼石金剛まで降りる事にしました。
山頂からの下山途中、実に幻想的な雰囲気です。
こういう感じも良いですよね~。


焼石金剛で昼食をとっていると、一瞬ですがガスが流れて、丸山と登山口方面を見る事が
出来ました。

※今回、昼食で日清のカレーメシを試してみました。ラーメンと違って汁を飲み干す必要が無いのと結構腹持ちが良いのが◎です。

焼石金剛から更に降りると雲の下、下界は晴れていました。


小丸山の展望台から当初は丸山経由で下山する予定でしたが、丸山の山頂も雲に覆われていたのと、友人ともども登りの慣れない階段で結構疲れてしまっていたので、
そのまま階段を下り、途中から回遊路をぷらぷらと下山しました。


もうすぐ秋、花々の季節は終わりですね、 リンドウが少しだけ咲いていました。
途中、時間はたっぷりあるので回遊路のベンチに座ってのんびりと景色を楽しみながら
ボーっとだらだら休憩をしました。
赤とんぼがいっぱいでしたよ。


焼石金剛から山頂まで展望には恵まれませんでしたが、
兎に角山頂直下の樹林帯は豊かな香りと苔の緑にあふれ、マイナスイオン効果でしょうか、
凄くリフレッシュした感があります。
展望だけでは無い山の素晴らしさが実感できた山行でした。
それにしても階段はつかれます・・・・・(笑)



コースタイム(今回は結構アバウトです)
霧降高原バス停10:13 → 山頂12:00 → 焼石金剛12:40~13:10 → バス停14:30