倉見山(1250m)

2021年6月17日木曜日

山梨県

 2021年6月8日(火)  天気 晴れ


山梨県は三つ峠山の向かいに有る倉見山に登ってきました。

西桂町のHPに三つ峠駅スタートのコースマップが載っています。
今回はこのコースを辿ることにしました。
富士急の三つ峠駅ですと割と時間がかかるので、新宿から中央高速バスを利用して
西桂高速バス停を起点、終点にする事にしました。(コースマップにも載ってます。)

当初の計画通りに登ればまったく問題なかったのですが・・・・・。

某社の登山地図に西桂バス停から尾根筋に取りつくコースが載っていたので
そちらから登る事にしました。

中央高速の西桂バス停です。
同じ中央道脇の滝子山など、高速のバス停の方がアプローチが短い場合もあるので
鉄道駅以外も是非利用してみてください。

さて、バス停からそれらしき道を進んでいくも、標識も無く、
登山道入り口らしき所について、それらしき踏み跡を進むも目印のテープも全く
見当たらず・・・・。
まあ藪漕ぎ覚悟で進んで行けば尾根筋には取り付けるであろうが、そんな元気も無く(笑
結局、戻って最初のコースを進むことにしました。
約50分ほど無駄にしてしまいました。

当初の予定通り、高速に沿って進んで行けば白山神社です。

神社の前を進み、突き当りで左に折れます。
丁度厄神社の横を通って行きます。
この日は夏日で日差しが強く、舗装された道路は照り返しも強くてきつかったです。

振り返れば三つ峠山。今日もおそらく多くの登山者が登っていることでしょう。

舗装された林道も終わり、土石流防止の堰堤から本格的な登山道になります。

出だしは植林された杉林の中、やがて自然林に変わり、夏の音で満たされました。


樹々が生い茂り、展望も無い中、割ときつめの勾配を延々と登って行けば
さすの平に到着です。
平とはいっても平たいところではなく、山道の途中が大きく開かれた感じのところです。
やっと多少展望があり、三つ峠山が大きく見えました。
ここから山頂まであと約50分ほど。

フタリシズカがいっぱい咲いていました。


ここを過ぎたあたりから山ツツジが多く見られるようになりました。
もう終わりかなと思ってましたが、まだ結構咲いていました。


稜線上に到着です。本来はこの標識の左側から登ってくるはずでした。
この標識から山頂まではほんのわずか。

ちょっと狭い山頂に到着です。
グループ登山の方が来られたらすぐいっぱいになってしまうくらいの広さです。
富士八景の一つ。
ここから見る富士山は他と違ってなだらかな稜線を見せ、裾が広く穏やかな感じです。
到着はちょうどお昼頃、もやっとしてスッキリとした姿はお目にかかれませんでしたが
まあしょうがないでしょう。

山頂からちょっと進んだところに、ベンチらしきものがいくつか設置されている所が
有りましたのでそこで昼食を取りました。
ちょうどこの標識の後ろにあたります。
ここは育った樹々が展望を邪魔して、あまり良く見る事は出来ませんでした。
昼食を取りながら、今後どう進むか相談しました。
かなり余裕を持った時間設定なのですが、すでに1時間近くロスしてしまっている事。
このまま進んでも帰りのバス便には間に合うのですが、もうちょっと余裕が欲しい。
往きの登りがはっきりしなかったのが、少々くやしい(笑
というのも有って、とりあえず見晴らし台まで行って、そこから戻り、
稜線上を進んで、西桂バス停方面の道を下りる、時間に余裕も有りそうなので
その先から下山しても良いかもという事になりました。

昼食後、休憩場所から更にちょっと先に進むと【みはらし台】です。
ここは狭い場所ですが、その名の通り少し展望が開け、富士吉田市を下に正面に富士山
そしてその右手には大室山とその奥に毛無山が良く見えました。

本当ここから堂尾山公園を経て、町民グラウンドに下山していれば良かったのですが、
この日はダメダメでした(笑。

ここから今来た道を戻り、稜線上の分岐から東桂方面、宮下の天満天神宮をめざしました。

ニガナの花

ヤマボウシの花

山頂付近の山ツツジはまだまだ盛りでした。
往きに通過した東桂駅への分岐からそのまま稜線上を進み、宮下方面を目指します。
途中で西桂バス停からの道を左にやり過ごしそのまま進んでいきます。
進むにつれて、通る人も少ないのか落ち葉で踏み跡が隠されていたり、
目印となるテープも少な目で注意しながら送電鉄塔まで進みました。

送電鉄塔の下をくぐって登山道らしき道を進みます。

ここから先は兎に角わかりずらかったです。
注意深く目印を探し、踏み跡らしきものを辿り、やっと大きく伐採された開けた所で
分岐の目印となる237の標柱を見つけて、ここから宮下方面に向けて降りて行きました。
標柱を見つけるたびに、正しい道を下りていると確認するレベルです。
まあ登山道だか、作業道だかわからない感じで、踏み跡らしきものも多く、
眼下に民家は見えているので不安は有りませんが、苦労しました。

二つ目の鉄塔の下をくぐって植林の中に入ってからは
いや~~迷いました。最後はなんとか住宅脇の鉄塔の所に降りてやっと下山できたと
思ったのですが、今度は出来上がったばかりの立派な鹿除けの柵が行く手を阻んで
柵に沿って歩いて行ってやっと出口を見つけて。解放されました(笑
地図で見る天満天神宮からだいぶ東側でした。
あれだけ注意深く歩いていたつもりでもダメでしたね。
西桂バス停に向かう途中に振り返って天満天神宮。
本当はこの神社のすぐ横あたりに下山する予定だったんですけどね。

この日の山行はえらい目に遭いました(笑
もっとマイナーな山にも登りましたが、それよりもわかりずらかったです。

倉見山に登られる方は、西桂町のコースマップ通りに登る事をお勧めします。
私達のミス&力量の無さも有るとは思いますが、
宮下方面はあまり整備されてないのもそうですが、コースが崩されてそのままみたいな印象を覚えました。
よほど山に慣れている方以外は宮下方面のコースはお勧めできません。

山登りの対象としては西桂のバス停からも近く、アプローチも良いのでお勧めです。
富士山も他の場所で見るより異なった姿を見せてくれますしね。
今回は6月でしたが、秋から春がお勧めでしょうか。


コースタイム
西桂バス停には9:14に到着したのですが、約1時間ほどロスしたので
厄神社 10:15 → 稜線上の分岐 11:50 → 山頂 11:55
昼休憩 12:05~12:30 → 稜線上の分岐 13:50 → 237標柱の分岐 13:50 →
バス停 15:00