箱根 明神ヶ岳(1169m)

2024年1月1日月曜日

神奈川県

2023年12月28日(木)     天気:晴れ

一年空きましたが、久しぶりの年忘れ年末登山。
今年は同行者が富士山を見たいと言ってたので、久しぶり(10年振り)に
箱根の明神ヶ岳へ行ってきました。

当初は富士五湖周辺を考えていたのですが、高速バス、JRの特急ともに満席で
予約が取れなかった為、箱根に変更しました。
冬休み時期で学生の富士急ハイランド利用とインバウンドのせいですかね?

小田急で小田原まで行き、そこから桃源台行きのバスに乗車。
前回と同じく宮城野案内所前で下車します。
古い案内書等だと宮城野支所前になってますから注意が必要です。
道路を渡って住宅地の中へ、
途中、案内は数多くあるので迷うことはありません。
案内に従っていけば、やがて登山コースに入ります。
出だしは、別荘地の右横を登っていきます。
以前はUの字型に土が削れて歩き辛かった道ですが、だいぶ整備されて歩きやすくなって
ました。前回はヤギが2匹草を食べていた空き地も別荘の建物に変わっていました。
10年はやはり長いですね。

林道を横断したら、別荘地ともお別れ、静かな山中の道に変わります。

それまでの土だけの道から岩が多くなってきたら、
明星ヶ岳方面から金時山方面に続く箱根の外輪山の尾根筋に出ます。

背の高いハコネダケに囲まれた特徴的な登山道です。

途中開けた場所から正面に噴煙を上げる早雲山と神山。

馬酔木(アセビ)のつぼみがいっぱいなっていました。

ハコネダケのトンネルを通り抜けると、じょじょに開けた感じの道になってきます。


富士山が見え始めました。完全ではありませんが、姿は見て取れます。
冬場なのでくっきりとして良い感じです。ワクワク感が増してきます。

山頂に到着です。
金時山の後ろに富士山。残念ながら先ほどより雲がかかってしまってますが、
それでも綺麗な裾野と冠雪は見る事が出来ました。
10年前は広かった山頂も、崩壊地は立ち入り禁止になり、
整備されて少し小さくなってました。
いくつかあるベンチはすでに、先に来られた方で埋まってましたので、
脇の草場で昼食を取ることにしました。
金時山から、乙女峠、丸山と続く外輪山。以前登った事のある山並みは感慨深いものです。

今回は寒いので、インスタント塩ラーメンと正月用に買った餅でお昼です。
今は売ってないのかな? プリムスのトースターと森田の角形コッヘル。
もう20年以上使っていますが、いまだに現役です。
特に角形コッヘルは具材を入れたインスタントラーメン2人前を作るのにちょうど良い
大きさ。2人以上の時はいつもこれです。テフロンフライパンもついていて最強。
ユニフレームからも同様の商品出てますがちょっと小さいのかな?

噴煙挙げる大涌谷の前を通るロープウェイがなんともシュール。

休憩のち、前回は来た道を戻りましたが、今回は金時山方面、矢倉沢峠を経由して
金時登山口を目指します。
金時山へ続く外輪山の稜線。

丹沢方面の眺め、右手には小田原市街と大きく相模湾が広がってました。

最後に金時山と長尾山との鞍部に頭だけ出したチョコっと富士山が可愛かった。

金時山の手前まで、尾根筋を登り下りを繰り返しながら進んでいきます。
景色は開けてよいのですが、霜柱が融けた道はとにかく滑りやすくて常に足元に気を付けながら進む必要があり、結構それが大変でした。
最後、矢倉沢峠へ下る前の登りは、登り下りを繰り返してきた身には少々きつかったです。

金時山の急登を目の前に、矢倉沢峠に到着です。
ここから金時登山口までの下りはそれまでとは異なって乾いた道でしたので
滑ることもなく順調に降りることができました。

金時登山口のバス停から10分ほど行けば、仙石。
仙石案内所からは小田原、箱根湯本方面のバスも頻繁に出てますし。
御殿場経由の新宿方面の高速バスもあります。
仙石周辺の温泉に入ってから帰るのもお勧めです。

10年振りの明神ヶ岳、前回は6月だったので展望もわりともやっとして
すっきりしなかったですが、
今回は完全ではありませんが富士山も見る事が出来たし、金時山方面に向かう稜線の展望も素晴らしくて良かったです。
明神ヶ岳から矢倉沢峠まで2時間近くの距離がありますし、
ぬかるんで滑りやすい道なので、この時期はちょっと疲れるかもです。
年末しては風がなかったのでさほど寒い思いもせず、のんびり歩くことが出来ました。
バス便も多く、交通の便も良いのでお勧めです。
それにしても10年ひと昔ですね。

コースタイム
宮城野案内所バス停 9:30 → 林道 10:07 → 尾根筋、明星ヶ岳分岐 10:45 →
明神ヶ岳山頂 11:20~12:10 → 矢倉沢峠 14:05 → 金時登山口 14:23