秋山二十六夜山(972m)

2015年3月29日日曜日

山梨県

2015年3月26日(木)           天気 晴れ


ちょっと怪我をしてしまい、二ヶ月ほど間があいてしまいましたが、
『アキヤマニジュウロクヤサン』と言う、何とも風流な名の山に行ってきました。

当初は丹沢も考えていたのですが、少し暖かい日も有り、そろそろあれが出てきそうだったので
中央線沿線の山にしました。
倉岳山とどちらにしようかと思ってたのですが、友人の人のあまりいないマイナーな方という
意見でこちらになりましたwww。

※すぐ近く、都留市にも二十六夜山という名の山があります。

上野原駅を8時台に出る『無生野』行きのバスに乗って浜沢バス停で下車。
駅から40分ほどです。

バス停から道路を進行方向へ少し進むと左にキャンプ場に入る道があります。
キャンプ場内を進み林道の右手、案内板に沿って進むとやがてコテージ内の舗装路に
合流しますので、この急な舗装路を登りつめていくと
やがて登山道となります。


最初は穏やかな道なのですが、やがて稜線上までは急登の連続となります。
春の日差しで穏やかな陽気ですが、木々の芽吹きはまだまだです。
急登で高度を稼ぐたびに葉を落とした木々の間から展望が広がっていきます。
この先、山頂等でも拝めると思っていたので、あまり撮影をしなかったのですが
雪をかぶった南アルプスや大菩薩峠から更に伸びる稜線、三ッ峠山、本社が丸など
踏み跡を残した山々を見ることができて楽しかったです。

赤鞍ヶ岳との分岐を過ぎれば二十六夜山は間もなくです。
やがて少し開けたところに出ると山頂への分岐があります。
またここまで戻ってくることになります。
二十六夜山の山頂です。
古いガイドブックでは南西方向に展望が有るとあったのですが、残念ながら
植林の木々でまったく拝めませんでした。北側から東にかけては
葉の落ちた木々の間から遠望することが出来ましたが、
芽吹きの時期を過ぎれば見る事は出来なくなると思います。
お昼にするにはまだ時間も早いので、とりあえず先を急ぐことにしました。
先ほどの分岐まで戻るとすぐの所に二十六夜塔があります。
ここから、朝乗ってきたバスで途中通過した下尾崎のバス停目指して下山します。
登りの時と打って変わって穏やかで歩きやすいジグザグの道を下ってゆけば1時間ほどで
バス停です。
バス停に二十六夜山の説明の看板がありました。

ここからバスに乗って上野原の駅へ戻っても良いのですが、あまりにあっけないので
寺下峠を越えて、梁川駅を目指す事にします。
バス停の向かいの林道を進み、大曲橋を越えたところ左側に寺下峠への道があります。
あまり利用者も無く、荒れているかな~と思っていたのですが、
作業道でもあるのか綺麗に整備されており、出だし綺麗な沢沿いの道で気持ち良かったです。
沢から離れて登って行けば寺下峠です。
稜線左は倉岳山、右は矢平山に続きます。
ここも木々に囲まれあまり展望は有りませんが、木立の間から中央線沿線が眺める事が
できました。
矢平山方面へちょっと登って開けた所でお昼を食べました。休憩するには良い所だと思います。
下山途中で見た矢平山。
下山は割と穏やかなジグザグの道で歩き易かったですが、
途中2ヶ所ほど、ザレ場というか登山道が崩壊しかかった所をトラバースしながら
降りるところがあり、ちょっと気を使いました。
アブラチャンも、もうじき芽吹きですね。
下山後、梁川駅へ向かう途中で渡った塩瀬大橋からの眺望です。
高度があり、スケールの大きな景色でした。紅葉の時期は美しいでしょうね。

下山してからちょっと距離を歩きますが、梁川駅で今回の山行は終了です。

山頂からの展望もあまり無く、花の季節には早かった今回の山行。
関東近郊の低山ですと割とこんな感じの所は多いと思います。
特に印象に残る感じの山行では無いのですが、
山を歩いた充足感と、自然に向き合うというよりは歩きながら静かに自分に向き合う感じが
良い感じでした。

春を過ぎるとおそらく展望がまったく無くなると思うので、初冬から春先にかけてが良いと思います



コースタイム
浜沢バス停9:18 → 山頂10:40~11:00 → 下尾崎バス停11:55 → 
寺下峠12:35~13:00 → 梁川駅14:20