仙元山(298.9m) 物見山(286m)

2016年2月20日土曜日

埼玉県

2016年2月16日(火)        天気 晴れ




昔は冬場は雪山に行ったり、クロスカントリースキーをしたりで結構活動的だったんですけど・・・・。
さすがに年をとるともう寒いのなんて論外、信じられないみたいな感じで(笑

で、冬場の強張った身体を癒す事を目的に、本格的な山登りではなく、
下山後の温泉をメインにした軽めの低山歩きをしてきました。

場所は東武東上線の小川町駅から歩いて行ける仙元山。
湘南にも同じ名前の低山がありますね。

今回のコースは大体3時間くらい。
下山後温泉施設でお昼を食べる事にしたので8:30に小川町駅を出発しました。
駅からまっすぐ伸びる道を小川町駅入口の交差点まで進んで行きます。


風情のある『二葉楼』。現在は結婚式場のようです。

交差点で左折して、すぐの信号機の有る交差点を『ときがわ』方面に右折します。

古い町並み見ながら進み、兜川を渡ってしばらく行けば大きな県道11号線の交差点です。


向いのケーキショップの右の細い道を入っていきます。小さくハイキングコースの案内板がありますから分かると思います。


円城寺を左に見ながら進み、八高線の踏切を渡ると、見晴しの丘公園の案内板があります。
案内板に従って右折してすぐの分岐を仙元山方面、右に進みます。


途中人家の庭先ではロウバイや白梅が綺麗に咲いていました。


ここからやっと登山道ぽくなってきます。

高低差のあまりない緩やかで気持ちの良い登りが続きます。
木々の間からは心地よい暖かい日差しが差し込み、あまり冷え込みは感じませんでした。

東屋を過ぎれば仙元山の山頂はすぐです。


低山であり、ガイドブックによっては木々に囲まれてあまり展望は無いということで期待を
全くしていなかったのですが、北側方面が開けていて、
雪をかぶった浅間山でしょうか?
榛名や赤城方面の山々と奥には冠雪した谷川方面の山々など、
冬場で空気が澄んでいるせいかくっきりと眺める事が出来、予想外の景色に結構大喜びでした(笑

山頂からの思いもかけない展望を楽しんだあとは青山城跡に向かいます。
仙元山からは割とすぐです。

堀切とか興味深い遺構があり面白かったです。
ここから大日山方面へはちょっとわかりずらいのですが『二の郭』方面へ城跡説明の看板から
左へ進んで行き、次なる大日山を目指します。


大日山山頂は木々に囲まれていてほとんど見晴はありませんが、
堂平山、笠山といった比企三山方面が望めます。
比企三山も標高の高い山ではありませんが、こちらからみるとかなり高く見えます。

大日山から最後の物見山を目指します。

途中の案内標識の所に物見山の表示がかかっていたので、ここが山頂?
なんていう感じだったのですが、しばらく進んでいくと山頂の表示がありました。
とは言っても登山道の途中にいきなりある感じでとても山頂には思えなかったのですが
周囲を見渡して、まあ一番高そうな場所だったのでここがそうなのでしょう。
表示板がなければ気が付かず過ぎ去るところでした。

気持ちの良い穏やかな道はまだまだ続きます。

やがて仙元大日神の大きな石碑の前に出ます。
富士仙元信仰のものと思われます。思わず手を合わせてしまう立派な石碑でした。

道はこの石碑の後ろ側をたどります。
これまでの行程にはなかった高度差のある下りです。
一気に下って、ちょうど下りきったところに温泉施設方面と嵐山渓谷方面の分岐があります。
急な角度で戻るような感じで温泉方面へ向かいます。

案内板に従ってのんびり歩いてゆけばやがて温泉につきます。

今回の一番の目的地(笑) 『玉川温泉』です。
アルカリ性単純泉でツルツルすべすべの温泉です。
さほど熱くも無く長湯するには丁度で、かなり気持ち良かったです。
湯上り後、御飯を食べて帰途につきました。

温泉からゆっくり歩いて15分くらい、八高線の踏切を越えたすぐ左手に十王堂前バス停があります

東武東上線の武蔵嵐山駅行きのバスは1時間に1本出ていますから、バスの時間に合わせて
温泉を出ればよいと思います。


ゆっくりぷらぷら歩いて大体3時間くらいでした。
町にも近く、低山なのであまり期待はしていなかったのですが、思いもかけぬ展望が有り。
また、道も山深いところの感じがして凄く良かったです。
そんなに遠い場所でもないので思い立ったらすぐ行ける所だと思います。

ただ草の生い茂る季節はちょっと厳しいかな~と思います。
葉が落ちて木々の間から多少眺めのある冬場の陽だまりハイクが一番良いような気がします。